子供に頭のいい子になって欲しいと思うあまり、学校に入ってから塾や家庭教師などをつけて、勉強漬けの毎日を送らせていませんか?これは本当に子供にとって良い事なのでしょうか?
子供の勉強に対する考え方と、遊ばせる頻度や親の心構えについてご紹介します。
勉強ばかりで起こり得る危険性
子供を小さい頃から勉強ばかりさせて育てる親は、少なくないです。子供に頭がいい人間になって欲しいと思うあまり、勉強ばかり時間を取らせてしまうこともあるはずです。
しかし、子供に小さい頃から勉強ばかりさせている生活は、将来の人間性に関わってくる可能性が高いです。まず考えられるのは、子供らしさを知らずに育ってしまうということです。
子供は小さいうちに色々な事を経験して学んでいきます。それは勉強だけではありません。遊んだり運動したり、時にはゲームで学ぶこともあります。
これらはすべてが悪い事ではありません。むしろ子供にとっては必要な事になります。しかしそれを小さい頃にできなかった子供は、子供らしさというものを知らずに育っていくことになります。
それがどんな人間性に繋がるかというと、人の気持ちが理解できなかったり、ユーモアを楽しむことができなかったりする子供になってしまうということです。
勉強ばかりさせて、子供が将来笑わない人間に育ってしまったらどうしますか?子供のためを考えてあげるようにしましょう。
勉強に対する親の心構え
小さい頃から勉強して、いい大学に通わせるということは、とても良い事です。子供の将来のことを想っての選択だと思います。しかし、1番大切なのは子供の気持ちです。子供が勉強が大好きで、進んで勉強しているという子供であれば、それは無理矢理やめさせる必要はありません。
重要なのは子供が本当に心から楽しんで勉強をしているかということです。子供にとって強制になってしまったら、それを一生楽しむことはできなくなってしまいます。その原因を作っているのは親です。子供の気持ちを考えて、勉強を本当にさせた方がいいのか、ただのエゴになっていないか、しっかりと見直す必要があります。
子供の気持ちを1番に大切にしたうえで、勉強する時間を与える方が良いでしょう。
遊びと勉強のバランスは?
勉強以外も大切だといっても、実際に遊びばかりして勉強をしなくなるようでは、意味がありません。勉強と遊びはバランスが重要です。
小さい頃は勉強よりも遊びを大いに重視しましょう。小学生頃になったら、1日15分でも良いので、勉強をする習慣をつけさせましょう。
毎日こうして勉強をすることを習慣化すれば、嫌な事ではなくなるはずです。子供がその時間机に向かったら、その日は合格ということにして、他は遊びに回してもOKだということにしましょう。
毎日何分間は必ずやらなくてはいけない時間にして、それ以外は遊びに使っても勉強に使っても良いという決まりを作ることで、子供には選択肢が広がり、勉強を選んでも遊びを選んでも楽しむことができます。
子供が今何をしたいか、今できることは何か、ということを考えられるようになるので、こういった時間配分で、勉強と向き合ってみると良いでしょう。
何事も子供に強制することはNGです。だからこそ、できるだけ小さいうちからこういった制度を使っていくと良いでしょう。
勉強も遊びもどっちも大事!
子供の勉強と遊びのバランスについてご紹介しました。何となく遊ばせるのはマイナスな事だと感じている方もいるようですが、子供にとって今しかできないことをするということも、立派な勉強なのです。
子供が自分でしたいと思った時にしたいことができるような、環境づくりをしてあげましょう。