小学校の頃に戻りたいなぁ、なんて思ったことは大人の誰もが一度は考えたことがあるはず。自由気ままに遊び、校庭を走り回った日々は、小学校ならではの大切な思い出と言えます。
しかし、現代の小学校生活には昔では考えられない様々なルールが存在することをご存知ですか?ここではそんな大人にとって驚愕な小学校生活のルールをご紹介します。
休み時間の遊び方の変化とは?
小学生にとって1日の中で最も楽しみなのが休み時間。休み時間と言えば、体育館や校庭で自由に遊んでいたことを思い出す方が多いのではないでしょうか。
しかし、現代の小学校では休み時間の遊び方にルールがある学校がほとんど。中でも驚愕なのが、ドッジボール禁止というルールです。
もちろん全ての小学校というわけではありませんが、ドッジボールは他人にボールをぶつけることでイジメに繋がるとして禁止している学校もあります。
廊下を走ることが禁止されているからと言って、体育館でボール遊びも出来ないとなると、遊びが限られてしまいますよね。
友達同士の名前の呼び方!
仲のいい友達をあだ名で呼んだり、呼び捨てで呼び合ったりすることが昔は当たり前でした。成人式などで再開すると、当時と同じあだ名で呼び合い盛り上がる、なんていう場面は定番とも言えます。
そうした同級生だからこそ知る話題は非常に心温まりますよね。しかし、現代の小学校ではあだ名で呼ぶことが禁止されています。こちらもその理由はイジメに繋がる可能性があるから、と言われています。
さらには、「○○ちゃん」「○○くん」という呼び方も禁止されており、生徒同士での呼び方は「○○さん」に統一されています。
こちらの場合、性別によって呼び方を変えることは差別だ、という理由からそのルールが決められたそうです。
個人情報に関するルール!
個人情報の漏洩が問題となることが多い近年では、小学校の連絡網を廃止にしている学校が多くみられます。共働きの家庭が多く、用事がある際に電話での連絡がつかない場合には、メールで連絡することが一般的に。
更に、最近では親同士がLINEのグループトークで必要事項を連絡する場合もあるようです。ほかにも個人情報が関係するルールとして、下校時には名札を外すという学校が大半を占めます。
最近では簡単に名札を裏側に出来るタイプのものも流通しており、下校時には児童の名前を隠すことが徹底されています。
チャイム禁止!
最近では近隣住民からの苦情が原因で、チャイムを廃止する学校が増加傾向にあります。小学校のチャイムを聞くと、懐かしさから気持ちが和むという方も多いのですが、それと真逆の意見もあることには驚愕ですね。
そうした理由だけではなく、児童が時計を見て行動するという教育方針から、あえてチャイムを廃止にする学校もあるようです。
理由はともあれ、小学校でチャイムを聞くことが出来なくなると、なんだか寂しい気もします。チャイムの音を迷惑に感じる近隣住民の方もいるようですが、誰もが通ったはずの小学校での、チャイムの音を聞いて生活した日々を今一度思い出してほしいところですね。
現代の子供には自由が足りていないのでは?
遊び方に細かいルールがある現代、子供達の学校での過ごし方にも変化がみられます。特にドッジボールや鬼ごっこなどといった遊びを禁止してしまうことで、子供の競争心を育てることの妨げにもなりかねません。
そうしたルールを作りイジメに繋がるようなことを廃止にすることで、イジメが撲滅されるかどうかということが、このようなルールが与えるメリットの有無が決まるポイントと言えます。