親の上手な聞き方教えます!子供の悩みを聞く姿勢と対処法

皆様はお子様の話を普段からしっかりと聞いてあげていますか?どうせくだらない話だから、意味のない話だからと聞き流しているママもいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、子供の話を聞き流していると真剣な悩みを聞き逃したり、子供に誰も話を聞いてくれないという思いを芽生えさせて殻に引き込もらせてしまうかもしれません。今回は子供の話を聞く姿勢と対処法をご紹介しましょう。

子供の悩みは大人にとっては取るに足らないことが多い

「○○ちゃんのこんな発言がイヤだった」「勉強ができなかった」「先生に怒られた」「体育の授業で負けた」そんな、悩みを聞いても大人からすれば「そんなに大した悩みではない」と思ってしまうかもしれません。

しかし、子供からすればそのような悩みは大変重要なことで、この悩みが解決しないと生きていけないと感じているほど重要なことかもしれませんよ。

大人は社会に出ているため様々なところに目を向けることもできますし、人生経験を積んでいるので少々のことなら気持ちを切り替える方法もわかります。しかし、子供にとっては自分が生きる世界はほんの小さな世界です。

そんな小さな世界の中で大部分を占める学校での問題を、自分の心のよりどころである家族に話してもまともに聞いてくれないとなれば、子供はこの悩みや絶望感をどうすればいいのか、わからなくなってしまいますよね。

そんな子供の心理を考えて、子供が悩みを打ち明けた時や何となく話した言葉を聞き逃すことなく正面から真剣に話を聞いてあげましょう。そうすれば、子供はママに対して信頼を寄せてくれるだけではなく、安心してくれるはずです。子供の精神安定のためにも、ぜひ子供の悩みを真剣に聞いてあげましょう。

子供はアドバイスを求めていない

子供が悩みを相談するときには二通りあります。ママにアドバイスを求めている場合と、アドバイスではなくただ話を聞いてほしいと思っている場合です。ただ話を聞いてほしいと思っている場合なら、ママからのアドバイスは正直うっとうしいと思ってしまうかもしれませんね。

しかも、大人のアドバイスはとても合理的なものが多いので「○○したらいいじゃん」「○○すればいいだけの話じゃないの?」と簡単に片づけてしまいがちですよね。しかし、子供からすればそのような簡単に片づけられるような話ではないからこそ悩んでいるのです。

その子供の心理を理解せずに、簡単に物事を考えてしまっては子供も相談をしにくくなってしまいますよね。子供に悩みを相談された時や、何気ない話をするときは極力話の聞き役に徹するようにしましょう。

人間は自分の話をただ頷いて聞いてくれる人に好感を抱きやすい傾向にあります。ママがしっかりと話を聞いてくれることで、子供も安心できますし、今まで悩んでいたことが人に話すことでとるに足らないことだったと気づけるかもしれません。

ぜひ、子供が悩み事を打ち明けてくれたならその内容についてしっかりと聞くようにして無用なアドバイスをしないようにしてあげましょうね。

子供としっかりと向き合う

子供の話を聞くときにテレビを見ながらだったり、スマホを見ながら話をするというママもいらっしゃるでしょうが、子供のことを考えるとそのような誠意のない行動は絶対にやめるようにしましょう。

逆の立場で考えると自分が真剣な話を一生懸命しているのに、スマホを見ながら上の空で話をされたり、気のない相槌を打たれたりしたら子供としては傷ついてしまうだけではなく、ママに対して自分とは話をまともにしてくれないし、話を聞いてくれない人だと思われてしまいますよね。

そんな自分の話をまともに聞いてくれない人に対して子供がどう思うのか?想像はすぐにつきますよね。子供としっかりと向き合うのはとても大変なことですが、話をしている時くらいは子供の目を見て会話をしましょう。

子供の悩みを真剣に聞かないと取り返しのつかないことになる可能性も

子供の悩みや話を聞かないと、子供の小さなSOSに気付けない場合もあります。

誰か気付いて!誰か助けて!という、小さな叫びを聞き逃すことなく対応してあげることで子供がすこやかに育つはずです。ぜひ子供の話は真剣に聞くように心がけましょう。