赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。赤ちゃんは、おっぱいやミルク、離乳食などを吐きこぼしてしまうことが日常茶飯事です。
汚れてしまった服はすぐに着替えさせて、赤ちゃんには気持ちよく過ごしてもらいたいですよね。そのため必然的に、お母さんは赤ちゃんの服を洗濯する機会が多くなると思いますが、大人用の服と同じような洗剤で洗ってしまうと、洗濯用洗剤が原因で赤ちゃんの肌を荒れさせてしまったりする可能性があります。
そのため、特に赤ちゃんが小さいうちは、大人用と分けて洗濯する方が安心なのですが、一体どんな洗剤を使えばいいのか分からない方もいると思います。
そこで、赤ちゃんの衣類を洗濯する際に、使用する洗剤や、注意しなければならないポイントをご紹介します。
使用する赤ちゃん用の洗剤について
赤ちゃんの肌は1歳以下が最も弱いと言われています。そのため、1歳を過ぎるまでは赤ちゃんの衣類は分けて洗濯することが望ましいです。
特に、合成界面活性剤は洗浄力が高くなるなどの効果があるため、多くの洗剤に含まれていますが、皮膚への刺激があるので、たとえ赤ちゃんの衣類の洗濯を、大人用と分けていたとしても、赤ちゃんの洗濯物自体への使用はできるだけ控えるようにしましょう。
赤ちゃん用の洗濯用洗剤を選ぶ際には、洗濯の仕上がりが柔らかいものを選ぶようにしましょう。赤ちゃん用の洗剤には、主に石鹸ベースの洗濯と合成洗剤ベースのものがあります。
石鹸ベースの洗剤は仕上がりが柔らかくなるので、赤ちゃん用にはおすすめです。また、柔軟剤を使用する場合、通常の柔軟剤は刺激が強い成分が入っているものが多いので、赤ちゃんにも使える柔軟剤を選ぶようにしましょう。
大人の衣類と一緒に洗うようになった場合、気をつけなければならないポイント
おおよそ1歳を過ぎたら、大人用の衣類と一緒に洗濯しても大丈夫になります。ここで注意しなくてはならないのは、「ホルムアルデヒド」という成分です。
この成分は大人用の衣類に含まれていることが多い成分ですが、特に新品の洋服にホルムアルデヒドは含まれています。そして、このホルムアルデヒドは水に溶けやすいという特徴を持っています。
そのため、大人用の新品の洋服を初めて洗濯するという場合には、赤ちゃんの洋服を混ぜないように注意してください。
赤ちゃんの洗濯物を保管する場所
せっかくきれいに洗濯しても、ダニやほこりが付着してしまったら、意味がありません。そのため、赤ちゃんの衣類専用のタンスやチェストなどを使用しましょう。
カゴのバスケットなどに入れてベッド下などに置いている方も多いですが、隙間からほこりが入りやすいので、カゴをビニール袋で覆うなどの工夫をして、保管するようにしましょう。
ダニやほこり対策以外にも、大人の洋服と分ける理由は、ご説明したホルムアルデヒドです。大人用と一緒に保管すると、タンスなどの中でホルムアルデヒドが付着してしまう恐れがあるので、注意しましょう。
赤ちゃんの体質に合わせた方法で洗濯してあげることが大切
ご紹介してきた方法は、あくまでも一般的な方法です。赤ちゃんにはそれぞれ個性があり、肌が強い子、弱い子、一人一人違います。
赤ちゃんの中にはアトピー体質の子や、アレルギー持ちの子などもいます。そのため、赤ちゃん用の低刺激の洗剤などを選んでも、体質によっては合わないこともあるため、その場合は自分一人で判断せず、かかりつけの小児科に相談するなどして、適切な方法で洗濯をしてあげることが大切です。
赤ちゃんの健やかな成長のために、適した洗濯方法で毎日身につける衣類を清潔に保っていきましょう。