赤ちゃんが楽しそうに笑うと、自分も思わず笑ってしまいますよね。赤ちゃんは、成長と共に喜怒哀楽の感情を表情に出せるようになっていきます。
新生児の頃は不快感という感情を泣くことで表すしかありませんが、生後3ヶ月くらいになると、徐々に楽しい、嬉しいといった感情を笑って表すことが出来るようになります。
赤ちゃんは、おもちゃで遊ぶ事よりも、お母さんとの遊びがなにより大好きです。そこで、月齢に合わせた赤ちゃんとの遊びや、あやし方のコツをご紹介します。
新生児~生後2ヶ月頃
この時期の赤ちゃんは生理的微笑といって、自分の意思ではなく顔の筋肉が反射的に動いて起きる笑顔を作ります。これは、本能的なものなので、まだお母さんやお父さんにあやしてもらったからといって笑顔になっているのではないのです。
また、まだ赤ちゃんの視力も弱く、お母さんの表情を見分けることが出来ません。しかし、赤ちゃんはしっかり音を聞き取ることは出来るので、分からないからと無言ではなく、是非沢山話しかけてあげてください。
この時期の赤ちゃんのあやし方は、赤ちゃんの体を認識させてあげるという遊びがおすすめです。例えば、指を2本ピースするような形で、赤ちゃんの体をトコトコと移動させてあげます。
「トコトコ~、これはおへそだよー。これは手だよー。」このように話しかけながら行ってあげましょう。赤ちゃんは自分の体を触られることで、体の感覚を理解し、脳の発達に効果的です。
生後3ヶ月~生後5ヶ月
この時期は社会的微笑といって、自分で表情を作り出します。視力も発達し、人間の表情を読み取れるようになります。そして赤ちゃんは、その読み取った相手の表情と同じ表情を自分で作り出そうとします。そのため、笑いかけると、それに答えてくれるように笑顔になってくれるのです。
そして、赤ちゃんは、楽しいという感情が分かるようになり、声を出して笑うようになります。この時期の赤ちゃんのあやし方は、体を動かすダイナミックな遊びがおすすめです。
例えば、高い高いのように、赤ちゃんの両脇を抱えて、ピョーンと言いながら上に持ち上げて、ゆっくり下ろす遊びや、お母さんがあぐらをかいて座り、赤ちゃんを太ももの上に乗せて、ガタンゴトンと言いながら上下左右に揺らす電車遊びなどがおすすめです。
また、手も器用に動かせるようになってくるので、おもちゃで遊んであげられる時期に入ります。特に、音が出るおもちゃに興味津々になるので、ガラガラなどで一緒に遊んであげましょう。また、いないいないばぁなども分かってくるので、表情豊かにやってみてくださいね。
生後6ヶ月~一人歩き前まで
赤ちゃんは、お座りやハイハイが出来るようになってくると、出来る遊びが増えてきます。この時期も、赤ちゃんが体を動かせる遊びがおすすめです。
例えば、お母さんが仰向けで寝て足を折り曲げ、スネに赤ちゃんを乗せて、飛行機ビューンと言って飛行機ごっこをしてみたり、お母さんが膝を立てて座り、膝からお腹にかけて赤ちゃんを滑らせる人間滑り台遊びなどが赤ちゃんを大喜びさせます。
赤ちゃんも体重が重くなってきているので、お母さんも体力を使いますが、是非やってみてください。
赤ちゃんには笑いのツボがある
赤ちゃんは成長と共に、興味がめまぐるしく移り変わります。何をしたら面白いかという感覚も驚くほどに変わっていきます。そのため、生後2ヶ月では全く反応しなかった遊びが生後4ヶ月で大好きになったりするという事は、当たり前のようにあります。
お母さんは、赤ちゃんの表情をよく観察し、今赤ちゃんはどれに笑いのツボがあるのかということを理解して、赤ちゃんと毎日を楽しく笑顔で過ごしていってください。