仕事の関係で父親と離れて暮らさなくてはいけない家庭ってありますよね。父親が単身赴任の家庭では、子供に寂しい思いをさせているのではないかと不安になることもあると思います。
子供が父親に会えないで暮らすことで、与えてしまう影響とはどんなことがあるのでしょうか?父親が単身赴任による影響についてご紹介します。
父親の単身赴任が与える影響【1】ストレスになる
子供が小さい場合、父親という存在はとても大きなものです。普段からとても仲が良い家庭であればあるほど、離れて暮らす時間というのはとても寂しく感じてしまいます。子供が大好きな父親に会えないということは、ストレスの原因になってしまいます。
少なくとも子供に我慢をさせているので、子供の精神面に影響が出てしまうのは当たり前のことです。子供に父親と会いたい気持ちを我慢させるというのは、成長に必要な我慢とは言えません。そのため子供にとってストレスに感じやすくなります。
父親の単身赴任が与える影響【2】母親の影響を受けやすい
父親が単身赴任の家庭は、子供が母親の影響を受けやすく育つという影響があります。父親が単身赴任だということは、母親が1人で子育てをしなくてはいけない時間が増えていきます。
その時間を楽しむことができていればいいのですが、1人でいっぱいになってしまって子供にもその余裕のなさが伝わってしまうと、子供に気を遣わせることが多くなります。
自分では一生懸命にやっているつもりでも、子供の前で笑顔が少なくなったり、遊ぶ時間が少なくなったりすると、子供はそういった空気を察知して気を遣うようになります。
反対に父親と会えなくてかわいそうだと思い、子供を甘やかしてしまうような母親もいます。そうなると子供は母親に甘えてばかりになり、わがままな性格になりやすくなります。
父親がいない環境で過ごすということは、母親の影響をダイレクトに受けやすくなるということは、しっかりと頭に入れておくようにしましょう。
父親の単身赴任が与える影響【3】距離ができる
父親の単身赴任が寂しいと思う子供は、最初のうちは強いストレスを感じるようになります。しかし、実際に父親がいない生活に慣れてきてしまうと、子供にとって父親の存在自体が距離のあるものになってしまいます。
なるべく多く家に帰ったり子供と交流したりすればいいのですが、それができていないと、次第に子供と父親の間の距離は遠くなる一方です。
父親は子供に対する気持ちが変わっていなくても、やはり母親と比べると父親の存在が家庭の中でも薄くなってしまうことがあります。
父親が単身赴任になったらどうする?
父親が単身赴任になったら、最初のうちは子供も情緒不安定になってしまうことがあるかもしれません。子供の気持ちを落ち着かせて、父親との距離感を遠ざけないようにするためには、会えなくても連絡を取るということです。最低5分でも良いので、子供と父親が連絡を取り合う時間を作ってあげると良いでしょう。
また、父親がいなくても父親の話を積極的にするようにしましょう。父親がいない環境になれるというよりも、父親が家にいないだけで家族であるということを子供に意識させることで、父親との距離感を保ちながら、いい関係を続けることができるはずです。
父親と子供の距離は母親次第!
単身赴任の父親が子供に与える影響についてご紹介しました。子供と父親が離れて過ごさなくてはいけないということは、子供の成長に影響を与えることが多くあります。
子供のためにも父親のためにも、心の距離が離れてしまう前に、離れていても家族であるということを忘れないような環境づくりをしてあげるようにしましょう。