今の時代子供を褒めて育てる、色々な事に挑戦させる、というような子育てが推奨されていますよね。その中で、子供に手助けしすぎている親が出てきていることも事実です。
子供を助けすぎることで、子供にどんな影響が出てくるかご存知ですか?子度を助けすぎないことの大切さについてご紹介します。
子供を想ってやっていることが逆効果に?
子供に色々なことをやらせてあげたい、そう思うあまり、子供ができるかもしれないことをうばっている可能性があります。子供のためを想って親が与えていることは、本当に子供のためになっているのか、改めて考えていく必要があります。
本当に子供にとって必要な事は、自分でできる事を増やしてあげることです。しかし、色々な事に挑戦しても、子供自身ができなかったり、親がやってあげたりするだけで終わってしまうと、それが子供の財産になるとは限らないのです。
反対に子供の自己肯定感をさげてしまう原因にもなってしまうのです。子供のためを想ってやっていることが、子供にとって逆効果になってしまう可能性があるのです。
命令もNG!やってあげるもNG!
子供を育てていく上で、子供にこれをやりなさい、と命令するのは子供の自己肯定感をさげるので、NGだといわれています。それは子供が自分で何かをするという力を妨げているからです。
こうして命令されることだけをやっていくと、子供は自分でできることが何なのかがわからなくなってしまうのです。その結果自分に自信のない子供に育ってしまうのです。
反対にこれをやってあげるというのもNGです。子供は親にこれをやってあげると言われれば、それはイエスというしかないのです。それを続けていくと、子供は自分でできることが増えていきません。
自分でできることが少ないと気づくと、子供が自分を肯定することができなくなってしまいます。また親が何でもやっている姿ばかりを見ていると、自分が褒められる機会が少なくなってしまうので、あまり良い事ではないのです。
本当に大丈夫?放っておくことで得られること
子供に何かをやらせようと思った時、まずは放っておきましょう。本当に大丈夫?と心配になるかもしれませんが、子供は初めてのことでも自分で考えて自分で何かをしようと考えます。
親が思うほど子供はやわではないのです。子供を放っておくことで、子供はこれはどうしたらいいのだろう、これはどうやって遊ぶのだろう、というように自分で考えていくようになります。
そうやって考えて自分でできた時に、子供は達成感を味わうことになります。さらに自分でできたということは自分に対しての自信にもつながっていきます。こうやって自分でできる事を増やしていくことで、子供にとっての経験値となり、感受性を育むことにも繋がっていくのです。
自己肯定感というのは、自分で考えてそれが当たっているという経験のもと育まれていくことになります。だからこそ、こういった自分で考えて何かをするということが、とても重要になってきます。
子供は自分がやったことができなくても自己肯定感が低くなることはありません。それをいい経験としてとらえることができます。
反対に親が口出しすることで自己肯定感が低くなってしまうのです。子供のことはまずは放っておく、そして子供がどうしても助けて欲しいと思った時に助けてあげるようにしましょう。
助けすぎは子供の自己肯定感を奪う
子供を助けすぎることについてご紹介しました。子供がかわいいからと言って、やってあげ過ぎるということは、良くありません。
子供の自己肯定感を育んでいくためにも、子供に自らやらせて、自分で考えていくことを大切にするようにしましょう。