叱るのではなく怒りをぶつけていませんか?両者の違いと対処法

子供がいけないことをして叱りつけるのは親として当然の義務ですし、社会に出て恥ずかしくない大人に育てるためには必要なことでもあります。しかし、子育てのイライラや、私生活のモヤモヤを子供に八つ当たりをしている、自分の思い通りにならない子供に対して怒りをぶつけている、そんなママもいらっしゃるのではないでしょうか?

子供には叱ってもいいですが怒りをぶつけてはいけません。今回はそんな子供に対して怒りをぶつけるのと叱りつけるのとの違いと対処法をご紹介しましょう。

自分の都合で叱りつけていないか?

「なんで早く寝ないの?」「なんで早く用意をしないの?」「なんで早くご飯を食べないの?」そんな理由で子供を叱っているママも多いでしょうが、子供の立場で考えてみるとそれはすべてママの都合であって、子供には一切関係のないことなのです。

つまり、子供からすれば自分には関係はないけど、ママの都合で仕方なく合わせてあげているという感覚なのです。

そんなママの都合に子供が合わせないといけないのに、少し嫌だといったら「どうして言うことが聞けないの!」と怒りをぶつけられては子供からすればたまったものでないですし、嫌になってしまいますよね。

それでも、やはり早くしてもらいたい場面はありますし、あまりにもイヤイヤ言われてしまったら怒りを覚えて思わず叱りつけてしまいますよね。そんな、子供に何かをしてもらいたいときの対処法は子供にお願いをしてみるようにしましょう。

子供にイライラによる怒りをぶつけるのではなく、まずは子供になぜそうしてほしいのか?なぜ急いでいるのかを冷静に話して協力してもらうというスタンスでお話をしてみてくださいね。

イライラをぶつけていないか?

「騒ぐのがうるさい」「かまってかまってとうるさい」「忙しいのに遊んでとせがんできてうっとうしい」そんな理由で叱りつけているママも多いでしょうが、よく考えてみると子供にしてはママと遊んでほしい、ママに甘えたい、ママと一緒に楽しみたいと思っているだけなのです。

その気持ちを「うっとうしい」というイライラした感情だけで怒りをぶつけてしまっては子供の心は深く傷ついてしまいます。

しかし、家事をしていたり用事をしている時に子供がかまってといってきても実際に相手をすることは難しいですし、イライラしてしまいますよね。そのような子供の心を傷つけてしまわないように、子供に分かってもらう方法はイライラを子供にぶつける前に一度、今一緒に遊べない理由やかまってあげられない理由を正直に伝えることです。

子供に構えないときに「今忙しいから無理」と淡白な言い方をしていませんか?そのような言い方のみなら、子供からすれば何が忙しいのかわかりません。

「今家事をしていて手が離せないから、これが終わったら一緒に遊ぼう」というような言い方をすれば、子供も理由がわかっているので素直に受け入れてくれるはずです。

子供がなぜそのようなことをしたのか理由を聞かない

子供が悪いことをしたり、いけないことをした時、なぜそのようなことをしたのか理由も聞かずに叱りつけていませんか?子供が行動を起こすのはそれなりの理由があります。

その理由を聞かずに「悪いことをした子供」というレッテルを貼り、怒りにまかせてただ叱るだけでは根本的な解決にはなりませんし、もしかしたら誤解をしているだけで、子供は無実かもしれないのに叱りつけて傷つけているかもしれません。

子供が悪いことをしたならば、まずはなぜそのようなことをしたのか、しっかりと理由を聞いてあげるようにしましょう。

子供を叱る前は冷静になる

子供を叱るときは、ママも感情的になっているので冷静な判断ができなくなっていることも多いです。しかし、感情的に怒りをぶつけてしまっては子供を無意味に傷つけてしまうかもしれないのです。

子供を叱るのは当然ですが、その叱るポイントはただ自分の感情をぶつけているだけではないのか?しっかりと考えるようにしましょう。