ネット社会と言われている現代、スマホ依存症という言葉をよく耳にします。最近では小さい子供を静かにさせるためにスマホでゲームや動画を観せる親が増加傾向にあります。
時間を決めるなどの対策をしているという方も多い一方、赤ちゃんに何時間もスマホを預けている方も最近では珍しくありません。しかし、その行為によって赤ちゃんがスマホ中毒になってしまう危険性があることをご存知ですか?そこで、スマホが及ぼす赤ちゃんへの悪影響をご紹介します。
赤ちゃんのスマホ中毒とは?
ぐずっている赤ちゃんにスマホを与えると、手先を動かすことによって画面が反応することが楽しくてぐずるのをやめることに繋がります。
そのため、お母さんとしては楽なことではありますが、ぐずっている子供と向き合うことも親子のコミュニケーションの一つということを忘れてはいけません。
ぐずるたびに赤ちゃんにスマホを与えていると、コミュニケーションの質が下がるだけではなく、スマホがないと泣き止まないなどの常習性が芽生えます。
赤ちゃんがスマホに依存することには様々な悪影響があるので、常習性が芽生える前に早めの対処が必要です。
スマホによる赤ちゃんへの悪影響その1、視力の低下
赤ちゃんや子供の目は大人に比べ刺激に弱い傾向にあります。スマホが発するブルーライトは赤ちゃんにとっては刺激が強く、視力が低下する危険性があります。そのため長時間スマホの画面を観ることは赤ちゃんにとって悪影響と言えます。
赤ちゃんに毎日長時間スマホを観せているというお母さんには、最低でも連続で30分以上は観せないようにすることをおすすめします。
小さい画面で長時間動画などを観るということは目の疲れにも繋がるので、親がしっかりと管理することが重要です。
スマホによる赤ちゃんへの悪影響その2、電磁波
ガラケーに比べスマホやタブレットは電磁波が強いと言われています。赤ちゃんの脳は大人の脳に比べ電磁波の熱を吸収しやすく、スマホを赤ちゃんに与えることは非常に危険であるということも知られています。
そのため赤ちゃんにスマホやタブレットを長時間与えることは脳に悪影響を及ぼす可能性があるということで、海外などでも話題になっています。
スマホはそもそも赤ちゃんが使う物として作られていないため、他にも様々な悪影響があることが考えられます。
赤ちゃんのスマホ中毒は成長の妨げに?
スマホで動画を長時間観るということは、非常に受動的なことと言えます。言葉を覚え、会話をするようになっていく大切な時期である赤ちゃんにとって、自分から発信する必要性を感じないことは成長の妨げに繋がります。
赤ちゃんにとって泣いたり笑ったり怒ったりといった感情は、お母さんとのコミュニケーションの中で最も吸収することができます。
そのためぐずる子供をお母さんの温もりや声掛けなしで抑えることで、コミュニケーション能力が低くなってしまう可能性が高いと言えます。
ぐずったり泣いたりすることは赤ちゃんにとって当たり前のことで、毎日それに付き合うことは大変なことです。しかし、その時期を乗り越えることで親子の絆は深まるのではないでしょうか。
それを踏まえ、我が子の成長のためと自分に言い聞かせ、スマホに頼らず子育てをすることをおすすめします。
赤ちゃんにスマホは必要?
スマホは確かにぐずっている赤ちゃんを落ち着かせるためには役に立つアイテムと言えます。しかし、様々な悪影響があると知った上で、それでも赤ちゃんにスマホが必要と言えるでしょうか?
身体への影響や成長の妨げになることを意識し、子供にとって大切と言える親子のコミュニケーションを優先させることをおすすめします。