小学生から部活動を始める子供は多く、運動部に入部すると親の協力はある程度必要になります。部活の送り迎えや試合の応援などはもちろん、子供がやる気を持つように声掛けをすることも重要と言えます。
子供のやる気を引き出すためにはいったいどのような声掛けをすればいいのでしょうか。そこで、部活に取り組む子供のやる気を引き出すために効果的な叱るポイント、褒めるポイントご紹介します。
子供を叱るポイントを間違えてはならない!
部活動に取り組んでいる子供を持つ親の中には、出来た時に褒める、出来なければ叱る、といった方が多い傾向にあります。
出来た時に褒めることは非常に良いことと言えますが、出来なかった時に叱るのは監督やコーチの仕事です。親は基本的に監督やコーチの教える内容に口出ししないのが部活動にとっての基本と言えます。親が叱るべきポイントは、子供が怠けた時です。
小学校、中学校の部活動はスポーツマンシップを身につける場でもあり、特に団体での競技の場合連帯責任といった言葉の意味も学ぶ必要があります。
そのため自分だけ楽をしようなどというずるい考えが垣間見えた際には、親が喝を入れるのが効果的と言えます。
他の子供と比べるような発言はNG
他の子供と比べ出来てないところを指摘するなどの発言は子供にとって効果的とは言えません。頑張っているのに認めてもらえないと思うことで子供のやる気を削ぐことに繋がります。
特に兄弟で同じ部活をしている場合に、お兄ちゃんは出来ているのに弟は出来ていない、などといった内容の発言はNG。
差別されていると感じた子供は非常に傷付き、親への信頼がなくなる可能性もあるので注意が必要です。部活だけでなく子供の人格にも影響することなので、差別的な発言は避けるようにしましょう。
過去の失敗を責めず、失敗を糧にすることを教える!
試合などで明らかな失敗をしてしまった際に、責めたりするような発言は全く意味がありません。失敗は今後どうしたらいいかを子供自身が学ぶチャンスでもあります。
何故失敗をしてしまったのか、同じ失敗をしないためにはどのような練習をすればいいのかということを考えることで、失敗は糧になります。そのような考えに辿り着くためには、叱るのではなく次に繋げるよう親が促すことが大事。
失敗して子供が落ち込んでいたら、元気付けた上で、次は頑張ろうというような前向きな言葉をかけてあげましょう。
一生懸命な子供を褒め、協力する姿勢を見せる!
子供が一生懸命頑張っている時は、欠かさず褒めてあげましょう。親にとっては出来る、出来ない、ということや勝ち負けといった結果の部分より、一生懸命取り組んでいるかどうかを重点に置くことが大事。そして親に出来る範囲での協力は子供にとって非常に重要なことと言えます。
過剰に口出しするのではなく、部活からお腹を空かせて帰って来ることを想定してご飯を準備しておく、スタミナがつくようなメニューを考える、などといった親にしか出来ないことで協力することが最も子供のためになるのではないでしょうか。
親の役目としては健康面、精神面でのサポートが非常に大きいので、そういった面での協力をすることで子供のやる気を引き出すことに繋がります。
子供のやる気を引き出すには親子の会話が深く関係している!
部活の練習や試合の際に、どんなことがあったのか、どうすれば良かったのか、などといったことを家で話せる子供は非常に伸びる傾向にあります。
親が真剣に話を聞き、意見を交わすことが子供の成長にとって重要となるからです。
親が応援しているという気持ちを伝えることが子供のやる気に深く関係しているので、日頃からそうした会話のやり取りをするような環境を作ってあげることをおすすめします。
子供のやる気を引き出すために効果的な叱るポイント、褒めるポイントを知ることで、子供をしっかりサポートしてあげましょう。