後悔する前に!子育て世帯の家選びで押さえておきたいポイントは?

結婚や出産、または子供が大きくなり家が手狭になってきたことなどを理由に引っ越しやマイホーム購入を検討するご家庭は多いのではないでしょうか?

そこで、今回は子育て中の家庭において重要となる家選びの基本的なポイントをお伝えしていきたいと思います。

立地面で考慮すべき点:快適な子育て期間を過ごすために

どうしても時間に追われて生活することになってしまう子育て期間。時間との戦いを強いられるママたちが快適に生活するために居住地は重要な要素の一つになります。

買い物に行くこと一つをとっても一人で身軽に行くときと比べ、子連れで行くときは実に倍以上もの時間を要することになります。

このように時間に追われる生活の中ではストレスを感じることが非常に多くなってしまうので、快適な子育てライフを送るためには、そのストレスを最小限に抑えることが大切になります。

ママがイライラしていると子供にとっても良くない影響を与えてしまうので注意したいところです。そこで、住宅選びの際押さえておきたいポイントは、その周辺環境となります。

スーパーが近くにあれば毎日の買い物に消費する時間を減らすことができますし、お子さんを保育園や幼稚園に通わせる予定であれば、近くに保育施設があることで送り迎えに消費する時間を減らすことができます。

また、ワーキングマザーの場合は職場と保育施設の位置関係を考慮して住宅選びをする必要があります。通勤ルート上に保育施設があれば通勤時間を最小限に留めることが出来るので、朝の忙しい時間に大慌て!なんてことも防ぐことが出来るでしょう。

小さなお子さんのいる家庭の場合は、近くに安全に遊べる公園や、児童館、図書館などもあるといいですね。また、小児科のある病院や歯科医院なども近くにあると便利です。

お子さんのいる家庭では、周辺環境は非常に重要なポイントであるので、しっかりと押さえておくようにしましょう。

立地面で考慮すべき点:子供の安全や健全な成長のために

子供はときに予想外の行動を起こすことがあります。どれだけ注意を払っていてもその危険は拭い去ることができないので、できるだけ安全な場所に位置している住宅を選ぶ必要があるでしょう。

また、お子さんの成長に合わせて押さえるべきポイントも変わってきますので、小さなお子さんのいる家庭では、後々のことも考えた上での条件選びが必要になります。

お子さんの安全を確保するためには、まず玄関や庭に面する道路の交通量を考慮する必要があります。大通り沿いに住宅があると何かと便利ではありますが、お子さんのいる家庭では安全面に欠けるためおすすめはできません。

小さなお子さんは、突然道路に飛び出してしまうことも少なくはありません。交通量が少なければそれだけ事故のリスクを減らすことができるので、大通り沿いは避け、住宅街など交通量の少ない場所に位置している住宅を選ぶ必要があるでしょう。

また、ある程度大きくなると一人でお留守番する機会も増えてきます。そんなとき治安の良くない地域ですとやはり不安なので、治安の良さも考慮しておくべきです。

そして、最も重要であると言っても過言ではないのが、学区問題です。住んでいる地区によって進学する小学校は決まるのですが、お子さんの小さいうちはそこまで考慮していなかった!なんてことは非常に多いのです。

しかし、この学区問題はお子さんの安全や健全な成長のために非常に重要な要素になるのでしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

各自治体や学校が対策を強化している中でも、不審者による事件で子供が被害に遭うケースはあとを絶ちません。お子さんのいるご家庭であれば少なからずこの不安を抱えていると思いますが、住宅から学校までの距離が遠いと、この不審者に対する危険がその分増えると言えます。

また、昨今子供の肩こりが増えているのをご存知でしょうか?教科書や宿題などが多くそのために肩こりで体に支障をきたす子供が増えているのです。

お子さんの負担を軽減させることや、安全のためにも出来るだけ学校は近くにあることが望ましいでしょう。それに加え、出来るだけ人目につく安全な通学路を確保できる場所を選びましょう。

アパートやマンションを検討している場合には騒音問題にも考慮する必要があります。

子供は走り回ったり飛び跳ねたり、とにかく元気に暴れまわるのが大好きです。もし、上階に住んでいたら下階の住民への配慮が必要になるため、お子さんに注意ばかりすることになりかねません。それでは親御さんも大変ですし、お子さんも楽しく生活することができませんよね。

その点、1階であればそこまで神経質になる必要もなくお子さんものびのびと生活することができるので、集合住宅を検討している場合は、ぜひ1階をおすすめします。また、夜泣きなどに対して理解のある子育て家庭が多く住んでいる所を選ぶと良いでしょう。

間取りや設備で考慮すべき点:安心でストレスのない生活を送るために

せっかく手に入れたマイホームや、苦労して引っ越した住宅が住みづらいのはとても悲しいことです。そうならないためにも子育てに最適な間取りや設備面にもこだわりたいところです。

間取りの中で重要になるのは収納です。お子さんがいる家庭は、物が多いのが特徴といえます。特に乳幼児期にはオムツや衣服も大量に必要となるため、収納は多ければ多いほど良いでしょう。

また、ある程度大きくなると何でも触って壊すのが子供です。お子さんに触られて困るものや、危険なものは出来るだけ手の届かないところへ収納しておきたいですね。

広い収納スペースがあると、お子さんの遊び場所の確保も出来ますし、安全にも配慮した子育てに理想的な環境を手に入れることが出来ます。

それから、お子さんの遊び場所がキッチンから良く見えることは非常に重要なポイントになります。家事の中で、一番時間を取られるのが食事作りです。

その間中お子さんが何をしているかわからない状態では不安ですし、最悪の事態を招く可能性もあります。出来るだけ目を離さずにいられるように、家事の間もお子さんの安全に配慮できる間取りを選択するようにしましょう。

設備面では、モニター付きのインターホンがあるとお子さんが1人でお留守番する際安心ですし、マンションなどではセキュリティーがしっかりしているところが望ましいでしょう。

ライフスタイルやライフプランに合わせた物件選びを

今回は子育て世帯の家選びの基本的なポイントを紹介してきましたが、それぞれの家庭によって考え方はさまざまです。そして、そのライフスタイルやライフプランも。

たとえば、普段の移動手段がバスや電車であれば近くに駅やバス停が必要ですし、今後お子さんの人数が増える予定であれば、子供部屋の必要数も考えておかなければいけません。

そのため、引っ越しやマイホームの購入を考える際には、それぞれの家庭のライフスタイルや今後の生活プランを明確に把握する必要があると言えるでしょう。

その上で自分たちにとって何が必要で、今後何が必要となってくるのかを考え、物件選びの条件を選択するようにしていただければと思います。

明確なライフプランを立て、快適で安心安全な住まいを手に入れましょう。