子供は大人以上に乾燥に敏感なのをご存知でしょうか？中には個人差はありますが、季節関係なくずっと肌が乾燥している子もいます。
カサカサの皮膚をかきむしると、見ている方が辛くなるくらい赤く腫れてしまい病院に行くことになってしまいます。そこで今日は「子供の乾燥肌に対する対策術」をいくつかご紹介したいと思います！
子供が乾燥肌になりやすい原因
子供の肌は大人の肌に比べてとても薄く、そのうえ水分量が多いので言うなら「守りは薄いのに逃げていく水分は多い」のです。そして子供の肌には、大人のように外敵から肌を守れるほど角質層が分厚くできていません。
そして皮脂量も少ないのでカサカサ肌になり、子供は肌にかゆみを感じてしまいます。そういった子供ならではの肌の弱さのせいで乾燥肌になりやすく、皮膚炎にもかかりやすいので親御さんはお子さんの肌に関するトラブルに敏感になるのです。
乾燥肌を招くNG行動
乾燥肌を招くポイントは「肌に悪い」「水分を飛ばしすぎてしまう」など様々です。そもそも、人間には自分の肌を守ろうとコーティングする成分があり、その成分まで一緒に洗い流してしまうと乾燥肌になってしまいます。
「熱すぎるお湯で体を洗う」と子供の皮膚の水分まで一緒に飛んでしまうので注意です。また「ボディソープが子供の肌に悪影響」になっている可能性があるので、乾燥肌用のボディーソープを使ってみてください。
また、「化学繊維のタオルで拭く」と肌の水分が余計に飛んでしまうので、肌に傷をつけないように優しく拭きましょう。
気を付けたいお風呂での体の洗い方
子供が乾燥肌にならないためにも、お風呂には気を使いたいですよね。まずは、先ほども言った通り「熱すぎるお湯は使わないよう」にしましょう。
夏は36～7度、冬は40度までに設定して余計な水分を飛ばさないようにしてください。体を洗う際には、手や絹のタオルなどで泡を作り撫でるように洗ってください。
手に泡を取ってくるくると洗ってあげるようにすると、余計な水分を飛ばすことなく汚れを落とす事が出来ます。そしてお風呂を出た後にはたっぷりと保湿クリームを塗ってあげましょう。
お子さんによってはべたつくタイプのクリームが苦手な子もいるので、お子さんに合ったクリームを選ぶのも大切なポイントです。他にもお風呂から上がった後に乾燥しないように部屋に加湿器を置くのも良いでしょう。
意外と多い、唇の上の乾燥
冬から春にかけて多いのが唇の上を舐めてしまい乾燥してひび割れたり、かさぶたになってしまう症状です。この症状が出る子は、大体が気になって唾液で炎症を起こした部分を舐めてしまいます。
唾液が炎症部分に触れると余計に炎症してしまいますので、気になっても舐めさせないようにしてください。そしてマスクを付け、弱ステロイド軟膏やリップクリームを付けましょう。酷い場合は医師に相談して薬を処置してもらうことをおすすめします。
症状が酷いようなら病院へ！
お子さんの乾燥肌が酷く、気になって掻き毟ってしまうようなら早めに病院に行き医師に相談しましょう。乾燥肌は他の皮膚病の原因にもなりますので、早めの対処が必要です。
爪の間や手にウイルスがついたまま、その手で子供が肌を掻いてしまうとより一層症状が悪化してしまいます。しっかりと爪の先まで石鹸で手を洗い、自然乾燥させずに綺麗なハンカチで手を拭かせましょう。
乾燥の他にも、アレルギーを発症している可能性があるので市販の薬を使っても良くならない場合も医師に相談してください。お子さんの乾燥肌の対策が出来るのはお母さんだけです。季節の変わり目にはお子さんの肌のトラブルに注意深く目を向けて見てください。
