お世話になった先生への感謝を伝えるとともに、卒園の思い出作りにもなる大切なイベントが謝恩会です。謝恩会では、楽しい時間を過ごすために出し物や余興を行うことも多いですが、いざ謝恩会の出し物を決めようとしても、初めての子どもが卒園の場合、何を行えばいいか分からないことも。そこでこの記事では、謝恩会の出し物を決めるポイントや具体的なおすすめの出し物を紹介しています。思い出に残る楽しい出し物選びに、ぜひ参考にしてくださいね。
いよいよ卒園!謝恩会の出し物のポイントは?どんな風に決めればいい?
幼稚園や保育園の役員などで自分が謝恩会の出し物を決めなければいけない時、何をポイントに出し物を考えればよいか分からない人も多いでしょう。初めて謝恩会で出し物を企画する時には、スムーズに決めるためのポイントを押さえておくと安心です。覚えておくべき謝恩会の出し物のポイントを解説します。
卒園の謝恩会の出し物は、先生に「ありがとう」の気持ちを伝える会!
謝恩会とはそもそも名前の通り、お世話になった先生に「感謝」する目的で催される会です。出し物も、参加者と先生が一緒になって楽しんでもらえるのはもちろん、感謝の気持ちが伝えられる内容を披露しましょう。
謝恩会の出し物のテーマとしてふさわしいのは、旅立ちや成長、感謝、別れなどです。ただ笑える、楽しいだけでなく、先生も感動してもらえるような出し物を考えましょう。
卒園の謝恩会の出し物は「子どもが飽きずに、楽しくできる内容」で!
謝恩会で子どもが披露する出し物の場合は、当然子どもが主役となります。まずは子どもが楽しくできることを前提にして、出し物の内容を決めていきましょう。
ポイントは、幼稚園や保育園の年長児が無理なくできるものです。あまりに難しい内容だと、子どもたちも覚えられず、出し物としてもあまりよい仕上がりが期待できません。また、子どもたちが飽きずに、楽しく披露できるのも重要です。恥ずかしがらず、ふざけず自然体で披露できる出し物なら、参加者全員が楽しめ、先生の感動も呼べるでしょう。
卒園の謝恩会の出し物にかかる時間は?足りない?時間配分に注意!
謝恩会の内容は出し物だけではありません。出し物自体が長すぎると間延びして飽きてしまい、感動が冷めてしまうことも。逆に短すぎると感動するまえに終わってしまう、という可能性もあります。出し物の内容とともに、適切な時間配分を決めましょう。
出し物にかける時間は、子どもが飽きない程度の長さに収めるのが一番のポイントです。まずは謝恩会全体の時間を見て、出し物にどのくらいの時間が使えるかを把握しておきましょう。出し物にあてる時間は謝恩会全体の4分の1程度の時間が適当です。たとえば2時間の謝恩会なら、20~30分程度となります。
子どもが飽きない時間、かつ出し物に使える時間のバランスを考えて、出し物の内容を決めましょう。出し物のおおよその進行表を作ってどのくらいの時間がかかるかをまずはしっかり考えます。さらに、決められた時間内に無理なく披露できる出し物として完成できるように、当日までに練習しておくのも重要です。
卒園の謝恩会の出し物につきもののトラブルの元!予算に注意!
謝恩会の出し物は、内容によっては衣装や音響など、用意するものが異なります。出し物のために使用する予算を適切に組んでおかないと、後からトラブルの元になってしまう可能性があります。
謝恩会全体の予算は、「設定した参加費×人数」、またはあらかじめ積み立てられた費用からまかなうのが一般的です。全体的な予算を踏まえて、出し物にどれくらいの予算が使えるかどうかを事前に相談しておきましょう。
出し物にどれくらいの費用がかかるかを調べるには、実際の費用を列挙する方法が有効です。衣装代、レンタルするものなど費用がかかるものを列挙して予算を出していきましょう。
また、予算面だけでなく衣装づくりなど準備の面で保護者に負担をかける場合もあります。謝恩会の出し物で保護者に何かの協力を求める場合は、予算と同じくあらかじめ周知しておきましょう。そのさいにも、保護者の大きな負担とならない程度の協力を求めるのが重要です。
卒園の謝恩会、おすすめの出し物はこれ!ママも先生もにっこり!
謝恩会の出し物は、子どもにも保護者にも負担が少なく無理なく披露できるものを、時間や予算との兼ね合いを考えて決めるのが重要です。とはいえ、なかなか出し物の内容が決まらない、ということも。
謝恩会の出し物は、一般的にどのようなものが行われているのかを知っておきたい人のために、子どもが行うもの、保護者が行うもの、それぞれの出し物を紹介します。謝恩会の出し物を決める参考にしてくださいね。
卒園謝恩会の出し物、子どもが主役の時のおすすめ!これなら可愛い!
子どもが主役の出し物なら、子どもがメインで楽しめる内容を考えるのがおすすめです。子どもが一生懸命に出し物を行う姿は可愛くて、見ているだけで楽しめますし、幼稚園や保育園の先生にとっては子どもの成長も感じられ、感動も誘うでしょう。
幼稚園や保育園でよく歌っていた歌を歌う、または誰でも知っている定番の歌を歌うのなら、衣装などの準備も必要なく、練習も最低限で済みます。子どもたちに園で歌った歌で好きなものを聞いたり、その年話題になった歌を選んだりするのもよいでしょう。
体全体を使って表現するダンスもおすすめです。お遊戯会や発表会、運動会などでおどったダンスをもう一度披露すれば、子どもたちも練習などの負担も少ないですし、先生は思い出を振り返ったり、当時よりも成長した子どもたちの姿を実感したりもできるでしょう。子どもたちがよく見ている子ども番組やアニメのダンスを取り入れるのもよいですね。
子どもたちが主役の時に行う出し物は、歌やダンスなどの大人数で行うものを選べば、たとえ本番で失敗してしまっても先生は気が付かない可能性があります。謝恩会まで練習する機会がない場合でも、大人数ならアラや準備不足も目立ちません。
卒園謝恩会の出し物、保護者がやる時のおすすめは?園をテーマに!
子どもたちは参加せず保護者のみの謝恩会や、子どもの出し物と別に、保護者主体の出し物も用意したい場合もありますよね。パパやママが行う謝恩会の出し物は、比較的準備や負担が少なく皆で楽しめるものにすれば、仕事などで忙しい保護者も参加できます。
問題を考えるだけで出し物として成立するのがクイズです。幼稚園や保育園にまつわるもの、先生にちなんだ問題を考えて出題しましょう。回答者は保護者、先生、子どもたちのいずれにするか、個人戦かチーム戦にするかも時間配分と相談しながら決めましょう。
皆で楽しめる出し物がゲームです。楽しく盛り上がれる、謝恩会ならではのゲームはたくさんあります。子どもたちの赤ちゃんの時の顔を出題して誰かあてるゲームや、先生の顔を使った福笑いなどがあります。
ほかにも謝恩会で楽しめるゲームとして、いすとりゲームやフルーツバスケットなどがあります。保護者が白熱しすぎたり、子どもにケガがないように配慮したりしながらゲームを楽しみましょう。
最後に、写真のデータを集めてスライドショーとして行う出し物もあります。パソコンにすでに入っている編集ソフトなどを使用しても、スライドショーは作れます。ただし、子どもたちの写真はひとりひとり均等に採用するようにしましょう。先生や子どもたちがバランスよく写っている写真を選ぶのがおすすめです。
卒園謝恩会の出し物で、先生達もママも子ども達も素敵な記念日を
謝恩会は先生への感謝を込めた会のため、出し物も皆で楽しめる、かつ先生も感激するものを考えるのが重要です。時間や予算を重視して内容を考えつつ、子どもも自然体でできるもの、保護者は負担なくできる出し物を考えましょう。
先生が感激する出し物が披露できれば、一生の思い出に残る謝恩会になるはずです。ぜひ先生はもちろん、パパやママ、子どもたちにとって素敵な思い出になる出し物を披露してくださいね。