妊娠時に旅行に行きたいと考えているママも多いでしょうが、妊娠時の旅行にはいくつか注意点があります。お腹の中の赤ちゃんのためにも、妊娠時に気を付けるべきこととはいったいなんでしょうか?
また、旅行に行くのはどのようなタイミングが一番ベストなのでしょうか?本日は妊娠時との旅行、マタ旅について考えてみましょう。
旅行は安定期後
妊娠初期は不安定で流産をしやすい時期でもあります。そのため旅行に行くには大変危険ですよね。さらに妊娠初期で気を付けたいのが悪阻です。今までの生活ではなんてことなかったとしても、移動中に急に悪阻を感じてしまうこともありますし、食べ物などで悪阻を引き起こすこともあります。
妊娠初期はどうしても体調も不安定になりますから、旅行に行くなら体調と相談をしながら安定期に入ったタイミングで考えるようにしましょう。具体的な時期でいうと、妊娠中期である妊娠16週以降を目安に考えるようにしましょう。
ただし、安定期に入れば流産のリスクが下がると言われていますが、下がるというだけで完全にゼロとなるわけではありません。普段の生活環境や健康状態によって変わってきます。ぜひ旅行に行く時期は体調と健康状態を考えて決めましょう。
なるべく近場
妊娠している状態の移動は体に大変負担になります。そのためできれば旅行に行くなら近場の旅行先を考えるようにしましょう。家から2~3時間以内くらいが理想的です。
なるべく近場で旅行を済ませれば移動時間が短くて済みますし、何よりも緊急事態が起きても比較的すぐに病院へ行くことができます。
さすがに臨月で旅行に行く方は少ないでしょうが、出産とはいつなにがあるのかわかりませんので、妊娠中の旅行はなるべく近場で済ませるようにしましょう。
臨月は避ける
妊娠後期に入るとお腹も張りやすくなりますし、体重もグンと増えて動きづらくなります。そのため旅行にはあまり適していないのです。
臨月に入ったら絶対に遠出はしないようにしたほうがいいでしょうし、旅行先で産気づいてしまうリスクを考えるとやはり旅行は控えるべきです。
具体的な数字でいうと安定期以降から31週くらいまでにしておきましょう。できれば28週くらいで旅行や遠出は控えることをおすすめします。
主治医の許可をとる
自分ではすこぶる体調がよくて旅行でも遠出でも遊びでもへっちゃらだと思っていたとしても、医師の目からすれば長時間の移動なんてとんでもない!ましてや旅行なんて!という状態である可能性もあります。
そのため旅行に行くときは必ず、どこに行くのか、どのくらいの旅行の予定なのか、いつ行くのか、などをしっかりと伝えてOKが出てから旅行に行くようにしましょう。
旅行前に検診を受けてOKが出てから旅行に行くというのも忘れないようにしましょう。また、旅行前の検診で少しでも不安を感じたら旅行はキャンセルをしたほうが無難です。
旅行の計画を立てるときは事前にキャンセルをする可能性や、キャンセルをした場合どうすればいいのか、万が一旅行先で体調不良となった場合、何かできることはあるのかなどをしっかりと調べてから旅行に向かうようにしましょう。
妊娠時期の旅行は危険が伴う
安定期なら比較的安心して旅行ができるとはいっても、危険なことに変わりはありません。妊娠期にあれもダメ、これもダメ、それもダメ、ダメダメダメと、何でも否定されてしまってはママとしてもツライでしょう。そのため旅行に行くなとはいいません。
ただ旅行に行くというのはそれなりのリスクが伴うということだけは忘れないようにしましょう。今妊娠をしているママは無理なくストレスを溜めずに楽しめることを探してみてはいかがでしょうか?