男とは想像力に欠ける生き物です。自己中心的ですし、自分が体感しないとその大変さ、つらさというのを分かりません。さらに指示を出してもらわないと何もできません。
そのため出産直後のパパは、何をするにしても、何をやるにしてもどこか他人事。そんなパパにイライラしてしまうママも多いでしょう。
しかし、イライラしてしまっては何も始まりませんし、イライラすることでパパは余計に「育児は面倒」「子育て中のママはうっとうしい」と思うのです。ただ、そんなパパの本音と理由を知ってうまく操作できればパパは手伝うようになります。
今回はパパが育児に協力をしない理由についてご紹介しましょう。
育児の大変さがわからない
「泣き止まない」「目が離せない」「ほかの子と仲良くできない」「よく吐く」「ゆっくりできない」そんな愚痴を言われたパパは、何が大変かよくわからないのです。なぜかというと、その場にいなかったし子供と2人きりになることがほとんどないからです。
一緒に過ごす機会が少ないから、育児の大変さがわからない。そんな気持ちも納得はできますよね。もちろん、育児に最初から積極的にしてくれるパパならばわかるでしょうが、よっぽどの子供好きではない限り、育児の大変さは伝わらないかもしれませんね。
そんな実感がわかず、育児の愚痴を他人事のように聞いているならば、勇気をもって子供とパパを二人きりにしてみてはいかがでしょう?
ママがどこかに出かける必要はありません。例えば家の中で赤ちゃんを抱っこしといてもらう、家事をしている間だけ赤ちゃんを見ていてもらう、ぜひ育児の大変さが伝わるかもしれません。意識して子供とパパを一緒に過ごさせてあげましょう。
俺だって仕事が大変だ!
育児に協力をしない、愚痴を言っても他人事、そんなパパはおそらく俺だって仕事が大変だ!俺だって子供とたくさん遊びたい!俺だって子供とずっと過ごせるなら過ごしたい!そんな思いを抱いています。
つまり、パパは「俺は仕事をしているけど、ママはずっと子供と過ごしているだけじゃないか!」と思っているのです。
確かに気持ちはわかります。子供と一緒に過ごしたいと思うのは親として当然ですし、一緒に過ごしているママが羨ましいと思う気持ちもわかりますが、子育てとはそれだけでは務まらないこともあるというのを分かっていないパパが多いようです。
そんなパパには、パパの気持ちを尊重してたくさん子供とパパを遊ばせてあげましょう。休みの日はパパに子供を任せてしまってもかまいません。その間にママはたまった家事を一気にしてしまいましょう。
パパは子供と過ごしたいと思っているのですから、きっと文句を言いません。もし文句を言ったならば「子供と過ごしたかったんでしょう?」「じゃあ家事する?」「えっ?本気で嫌がっているの?」と驚いた顔をしてあげましょう。
仕事が大変なのはわかりますが、育児の大変さもそうやって少しずつ分からせてあげましょう。
自立する準備をする
育児を手伝わないパパ。パワハラをするパパ、偉そうにするパパ、そのような男性の根底には「俺が養ってやっている」「こいつらは俺がいないと何もできない」という自負があります。そのため、そのような態度がでかくなりがちなのですね。
そんなパパと一緒に暮らしているママは、自分で子供を養える準備、自立できる備えをするようにしておきましょう。すぐに離婚をするわけではありませんし、離婚を推奨するわけでもありません。
しかし、ママがいざとなったら働ける、離婚をしてもこの女性は一人でやっていける、そう感じたならばパパもえらそうにはなりません。育児を手伝わずマウントをとるパパはぜひ自立をする準備をしっかりと行うようにしましょう。
パパが育児を手伝わないなら少しずつパパを育てていこう
パパは初めからパパになれません。さまざまなことを学び経験をするからパパになるのです。パパが育児を手伝わないと嘆くのであれば、ぜひパパを育ててあげましょう。
そうすればパパも育児を手伝ってくれるようになりますよ。