お食い初めという言葉を聞いたことがありますか?これは、字の如く初めての食事を意味する行事です。子どもが一生食べ物に困らないように・・という願いを込めて行う大切なものなのです。
ではこのお食い初め。いったい赤ちゃんに何を食べさせてあげれば良いのでしょうか。また「初めて」ということは離乳食開始の時期にするものなのでしょうか。
今回はわからないことの多いお食い初めについて、私が調べたことと実際に行ったお食い初めについて紹介していきます。ぜひ参考に読んでみてください。
お食い初めって何するの?
息子が生後2か月の時に、健やかな成長を願ってお宮参りに行きました。大きな神社で祈祷をしてもらったのですが、その際に神社でいただいたのがお食い初めの食器セットです。
「お食い初め」という言葉を知っていましたが、実際に何をするのか知らなかった私。豪華な食器を見て、こんな食器に何を作れば良いの?となんだか焦ってしまいました。
とはいえ離乳食を始めるのは生後5~6か月です。まだまだ先のことなので、ゆっくり調べればいいや!なんて思っていたら主人のお母さんから「来月にはすぐにお食い初めだものね。」と言われてしまいました!
え?来月?でも来月はまだ生後3か月!何も食べられないのでは!?わからないとも言えずに・・すぐにお食い初めについて調べてみました。
お食い初めとは
育児本【いちばんよくわかる育児】によると、お食い初めは地域によって異なりますが、一般的に100~120日に行うのだそうです。つまり3~4か月頃に行う儀式なんです。
おすすめ商品
いちばんよくわかる育児 (主婦の友生活シリーズ)
まだ離乳食が始まっていない赤ちゃんに何を食べさせるの?と思いますが、これはあくまで儀式です。食べるマネをするだけで、赤ちゃんの口に料理を運んでチョンチョンとつける程度で良いのだそう。
内容は、ご飯茶碗と汁椀、皿、湯呑、箸をお膳に。そしてお赤飯や鯛の塩焼き、すまし汁などのめでたい料理をととのえます。この膳に小石を3つ乗せて丈夫な歯を祈るような風習もあるようです。
これはお宮参りで頂いた食器を活用するべきなのでしょう・・。しかし、鯛の塩焼きやすまし汁を作る自信があまりないので悩むところでもあります。
実際のお食い初めレポート
ここからは実際に私たちが行ったお食い初めについて紹介します。
いつ?どこで?誰と?
100日~120日という日程にこだわって検討していたのですが、なかなか予定が立たずに結局5か月に入ってから、お食い初めをすることにしました。
最初は食器もあるので、自分で作ろうかと思い鯛の塩焼きなどレシピを調べたりもしたのですが・・。今回は「お食い初め」をしているお店で行うことにしました。
調べてみると、お食い初めプランを実施しているお店は多く、個室でゆっくりと行えそうでした。通常はパパ側の両親と行い、祖母が赤ちゃんの口にちょんちょんと食べ物を食べさせるふりをすることが多いようなので、主人の両親にお願いして、一緒にお食い初めをしました。
用意したもの
お宮参りと違い、特に正装させることはなかったので、息子には食事処に見合うような少しフォーマルな洋服を着せました。私と主人も少しフォーマルな装いにしましたが、特にスーツを着るようなことはありません。
また、お店に予約をする以外には、用意するものも用意することもありませんでした。ただ予約の時間だけは、息子が起きていて機嫌の良い時間を考えてとるということだけ気をつけました。
せっかくのお食い初めを寝て過ごすのも、機嫌が悪いのももったいないので・・。家でするのであれば調整できますが、お店は2時間半の個室予約なので時間は大切です。あとは当日を元気に迎えるだけ!あとは機嫌が良いのを祈るのみ!という感じです。
お食い初め当日
お食い初めはお昼の11:00に予約しました。それまで上手く午前寝をしてくれたので、お店についた時には割と機嫌の良い息子。
それからお店の方がお食い初めセットを息子の前に運んでくれました。私たちにも和食の御膳が運ばれます。そして主人のお母さんがご飯を箸にとり、息子の口へ!「・・。びえーん!」泣きました!
5か月でしたが、まだ離乳食を始めていない時期だったので、口に何かが入りそうということが恐怖だったようです。それでも口に食事をちょんちょんとつけて、無事にお食い初めの儀式は終了。記念撮影をして食事をしました。
その後1時間くらいで少し機嫌が悪くなり、授乳室で授乳をするとそのまま抱っこで眠ってしまいました。とりあえず、儀式と写真はできたので良かったです。主人の両親も喜んでくれました。
こだわりすぎないお食い初め
我が家では、あまりお食い初めにはこだわらず・・日程も食事もできる時にできることをやろうというスタイルにしました。
100日にこだわって、料理を作る!という選択肢もあったのですが、今回は断念。それでも離乳食が始まる前に食べ物に一生困らないようにと願いをこめて、お食い初めができたので良かったです。二人目ができた時には、頑張って料理を準備してみようかな・・と考えています。