子育てをしていると、自分の思うように子供が行動してくれず叱りつけてしまう時ってありますよね。そのたびに親はエネルギーを使うことになります。
そういったことを少なくするためには、家族のルールを作ることが大切です。家族のルールが子供の将来にどういった影響を与えるのかについて紹介していきます。
家族でのルールはなぜ必要?
家族の中でそれぞれのルールを作ることは、物分かりの良い子供に育てる上でとても大切な事です。家族の中でのルールとは、しつけの一環です。しかし、叱りつけることとは少し違います。
子供が親の言うことを聞くかどうか、物分かりが良くなるかどうかということは、育っていく環境が関係しています。
例えば、子供が自分で使ったおもちゃを片付けない時、どういう対応をしますか?散らかしちゃダメ!とその場で叱りつけますよね。その時は片付けるかもしれませんが、きっとおもちゃを片付けない子供に育っていきますよね。
親が言わないと片付けをしない子供に育ってしまうのです。これは、1回1回叱られるということが子供の心に刺さっていないからです。
これを改善するために必要な事がルールです。使った物は片付けることは、この家で暮らしていく上でのルールにする必要があるのです。
ルールとして決められると子供は守らなくてはいけないものだと認識するのです。大人でもそうですよね。ごみ捨てはパパの担当である、という決まりを作らない限りパパはごみ捨てをしませんよね。それと同じです。
家族でのルールはどうやって決めればいい?
家族の中でルールを決める場合は、細かく作っていった方が良いでしょう。大まかに『嘘はつかない』『言われたことはやる』というような決まり事を作っても、なかなか心に刺さりにくいからです。
家族でのルールは、1つ1つしっかりと決めていきましょう。例えば、『遊んだおもちゃは片付ける』と決めたとしても、どこに片づけて良いのかわからないと片付けることができません。だからこそ『遊んだおもちゃは自分の部屋のおもちゃBOXに入れる』というように、具体的に決めた方がイメージしやすいです。
家族でのルールを作る場合は、自分が守って欲しいと思ったことを必ず決まりとして発表する必要があります。
食べた食器は必ず流し台まで持っていくということを、その場で「食べ終わったら流しに持っていってね」というのではなく、「今日から食べ終わったら流しに持っていくことを、家族の決まりごとにするよ」というように、しっかりと伝えてください。
何か紙に書きだして、わかりやすくしておくことをおすすめします。家族全員で守らなくてはいけないことだという認識をしてもらうことが大切です。
家族でのルールを作る際の注意点
家族でのルールを作る際の注意点は、小さい頃から始めないとなかなか習慣化できないということです。小さい頃から習慣化されていくと、一生それが自分にとっての当たり前になります。
物分かりの良い子供に育てたいと思うのであれば、家族のルールは小さい頃から決めておくことをおすすめします。そして思春期になるとどうしても反抗したくなってしまう時期もやってきます。
そこで許してしまったら、せっかくの習慣が崩れてしまいます。思春期で反抗されても、家族のルールはしっかりと守るように言い聞かせていきましょう。
さらに、子供がしっかりと決まりを守れたら褒める習慣も付けていきましょう。
家族のルールで物分かりが良い子供に
家族のルールについてまとめてみました。家族でルールを作っておくと、自分が言ったことを守ってくれるような子供に育ちやすいです。
小さいうちから始めておく必要があるので、ぜひ試してみてくださいね。