子育てに失敗したと感じないために注意したいことと対処法

子供を一生懸命育てているママさんたち、今無意識にやっているその子育てが将来「子育てを失敗した」と感じることに繫がってしまうかもしれません。

「何でこんな子に育ってしまったの?」「どうして一生懸命に子育てをしているのに伝わらないの?」「どうして?」子供が大きくなったときにそんな後悔ばかりが押し寄せたらやり切れませんよね。

そこで今回は、子育てに失敗したと後悔しないために気を付けたいことをご紹介しましょう。今無意識に言っているその言葉が子供を傷つけているのかもしれませんよ?

○○したからお利口

子供を褒めるとき「○○したからお利口だね」という褒め方をしていませんか?

「お片づけできたからお利口」「残さず食べたからえらい」「言うことを聞いてくれたからうれしい」そのような褒め方ばかりをしていると、子供によっては「ちゃんとしないと愛されない」「いい子にしていないとお利口じゃない」と思うようになります。

つまり母からの無条件な愛というのを感じられなくなってしまうのです。特に、いいことをしたときだけ褒めたり、その行動だけを褒めてしまう場合はその思いが顕著に現れます。

また、子供によっては「ちゃんとできなかった自分は悪い子なんだ」「いい子にしていないからママに愛されないんだ」と、歪んだとらえ方をしてしまいます。

そのような子供の心理に陥らせないためにできることは、子供が一生懸命行ったことを褒めてあげることです。「掃除したからお部屋が綺麗になったよ!ありがとう」「好き嫌いせずに食べられたから大きくなれるね」「一生懸命やろうとしている○○はすごいよ!」「一生懸命連したけど負けちゃったね。

でもいっぱい頑張った○○はお利口だよ」など、何かを頑張っていることに対して認めて褒めてあげるようにしましょう。

また、どんな場面でもいいですから、何かをしたからえらい、大好きという条件付きの愛の伝え方をするのではなく、普段から愛情をしっかり伝えてあげるようにしましょう。

○○ちゃんはもうできているのに何であなたはできないの?

同級生の子供を見ていると自分の子供だけできていないことに気付く場面があります。「○○ちゃんはもうトイレが一人で出来るのにうちの子はできない」「うちの子だけ静かにできない」「うちの子だけ好き嫌いが激しい」「うちの子だけ運動神経が悪い」などなど、人の子と比べたら様々な物が目につきます。

しかし、そこで「なんであなただけできないの?」と比較するようなことを言ってはいけません。人間には自分のペースがありますし、得意なこと不得意なことがあります。

すべてをこなせる完璧な子供はめったにいませんし、周りの子ができていないのに自分の子供だけできていることもあるかもしれません。

子供の成長を周りと比較してしまうと、大きくなったときに周囲の顔色をやたらと気にするヒトになってしまいます。子供の成長には個人差があるので、まずは目の前の子供が何を頑張っているのか見てあげましょう。

いえいえ、そんなことありませんよ

子供を褒めてくれる他人に対して謙遜しているママはいらっしゃいませんか?

「とても立派なお子様ですね」とせっかく褒めてくれているのに「いえいえ、家では暴れん坊で困っているんです」や「お片づけしてえらいですね」という言葉に「家では散らかし放題なんですよ」と、少し大げさに謙遜している人。その言葉を聞いた子供のことを考えたことはありますか?

せっかく褒めてくれているのにママが「そんなことない」と全力で否定する言葉を聞いて「一生懸命やっているのにママは認めてくれないんだ」と悲しい気持ちになっているかもしれません。それどころか自分はダメなやつだと思って自分に自信がなくなっているかもしれません。

そのような心理を子供に与えないためにも、子供を褒められたときは謙遜することなく、「ありがとうございます。しっかりしている子供なんで私もうれしいです」というようにしましょう。

子供に愛を伝えてあげよう

子育てに失敗したと感じるママの多くは「愛情が思うように伝わらなかった」という思いを強く持っています。愛していないわけではないけど、愛情の伝え方が押しつけがましかったり、照れ隠しなのか言葉で伝えられなかったり。

子供に愛を伝えるのは悪いことではありません。皆様もぜひ子供に正しく愛を伝えてあげましょう。