意外と知らない?赤ちゃんに食べさせてはいけない食材

一般的に、生後5~6か月の赤ちゃんは「離乳食」を始めます。この頃の赤ちゃんは母乳やミルクを卒業して、固形物を自分の力でかみ砕いて食べる食事の練習をします。

その際、赤ちゃんが食べてはいけないものがあるのをご存知でしょうか?赤ちゃんが食べてはいけないものをうっかり食べさせてしまってからでは手遅れになってしまう可能性もあります。

今回は「赤ちゃんに食べさせてはいけない食材」をまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

アレルギー反応の出やすい食材

もしも、赤ちゃんにアレルギーがあった場合少量でも症状が出てしまう可能性があります。大人のように体の免疫力もない赤ちゃんにとって、アレルギー反応は非常に注意が必要です。

特に「そば」や「甲殻類」、「落花生」三大アレルゲンと呼ばれる「卵」「乳製品」「小麦」等には気を付けてください。基本的にアレルギーのある食材は離乳食の時期に食べさせてはいけません。

その後、自分の力で一般的な食事ができるようになってから、調子の良い時に少しずつ食べさせるようにしましょう。もしも、アレルギーの症状が出てしまった場合には速やかに病院へ行ってください。

窒息の恐れのある物

「もち」や「たこ」「いか」「こんにゃくゼリー」など、子供の口の中で噛み切れず、大きなままで飲み込んでしまう可能性のある食材は食べさせない方が良いでしょう。特に、お正月のシーズンで食べる機会の多い「もち」は子供が窒息してしまう最も多い原因です。

もちは3歳を過ぎてから、すり潰した状態であげるのが良いとされています。それ以外にも、喉に張り付いてしまう「海苔」やお菓子の「ウエハース」「おせんべい」なども水分を取らせながらあげましょう。

食中毒の恐れのある物

赤ちゃんの体は免疫力が無く、菌に対して弱いため「生物(魚介、肉)」や「貝類」そして「蜂蜜」をあげてはいけません。

特に蜂蜜の中には「ボツリヌス菌」と呼ばれる土壌菌が全体の5%から10%に含まれている可能性があります。

赤ちゃんのお腹の中でそれがきちんと消化されず、下痢や全身に麻痺が起こる「乳児ボツリヌス症」になってしまう危険性があります。

菌の一種のため、熱を通せばいいと思っている方もいるかもしれませんが、ボツリヌス菌は「高温では対処できません」。ですので、調理をした後の食材でも、蜂蜜はが含まれている料理は一歳未満のお子さんには与えないようにしましょう。

保存料、食品添加物、油分の多い物

「かまぼこ」などの練り物、「ハム」や「ソーセージ」など保存料や食品添加物の多く入った食材は赤ちゃんに与えてはいけない食材の一つです。

塩分過多になってしまう可能性もありますし、はんぺんなどにはつなぎで卵の白身が使われていますのでアレルギーの原因にもなってしまいます。

また、赤ちゃんお体で対処しきれないほどの油分を含んだ市販の「ケーキ」「アイスクリーム」などもできるだけ避けましょう。

気を付けて安全な食事に!

いかがでしたか?意外と知られていないものが多いと感じる方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんの健康な食事のためにも、どの食材が大丈夫でどの食材がダメなのかはっきりとさせておいた方が安全です。

そしてお母さんだけわかっていても、他の家族が誤って食べさせてしまう可能性もあるので、できるだけ見える位置に「この食材は赤ちゃんには食べさせてはいけない」と書いたメモを貼っておくと良いでしょう。

赤ちゃんのための小さな配慮が、毎日の健康に繋がっていきます。親子で楽しい食事をすればコミニュケーションにも繋がりますし、気を付けて安全な食事にしましょう!