離乳食を始めたはいいけれど…、なかなか育児書通りには進まなくて悩むママも多いものです。特に悩みの種になることが多いのが、子供の食べ遊びです。まだまだ食事が残っているのに食べ物で遊んでしまうと、どうしたらいいのか困り果ててしまいますよね。
食育が大切だということは色々な場で耳にすることだし、離乳食はきちんと食べさせたいという思いは誰にでもあるものです。しかし、きっちりやりすぎようとするあまり、自分や子供を追い詰めてしまっては大変ですよ。
離乳食はママも子供も楽しく、気楽に進めていきましょう。
遊びだしたら食事終了
食事はきちんと摂らせたいという思いが強いと、用意した食事は最後まで食べさせようと悪戦苦闘してしまうことも多いのですが、それでは食事の時間が憂鬱になってしまいます。
遊び食べが始まったら、さっと食事を下げてしまうようにすると、ママも楽になりますし、子供も遊んだら食事が終了してしまうのだと思えば、きちんと食べるようになることが期待できます。
遊びだしたら食事は終了にして、その後で欲しがっても与えないようにすれば、食事の時間にちゃんと食べておかなければならないという意識が子供にも育ちます。そうすれば自然と食事が進むようになってきますよ。
他で栄養が摂れていればOK
遊んだら食事を終了にしてしまったら全然食事を摂らないことになってしまう!なんて状況の子供を育てている場合、少しでも多く食べさせたいと躍起になってしまうものですが、食事から栄養が摂れていなくても、まだミルクや母乳を飲んでいるのならそれで栄養は摂れています。
食事が摂れないことが続いてもあまり心配はいりません。必要であれば食べるようになりますし、一生離乳をしない子供はいません。
その子なりのペースで離乳は進んでいると考え、あまり焦らないようにしましょう。食事を摂らないというのは、必要でないからだと考えるようにしましょう。
食べるものを与える
あまりにも食事を食べないという場合には“これなら食べる”という鉄板メニューを与えてみましょう。そうはいっても昨日はあんなに食べていたのに、今日は全く食べてくれないということが多々あるのが子供ですから、メニュー選びは難しいものですが、好きなものを作ることで食べてくれる可能性は高まります。
「食べてくれないだろうな」と思いながら食事の用意をするのは大変苦痛ですが、「食べてくれるかも」と期待しながらの食事の用意は楽しいものになりますよ。
あまり栄養のバランスなどは気にせず、楽しめる食事をまずは大切にしてみましょう。
掴み食べ
子供の掴み食べは周囲を汚すからなるべく親が食べさせたいと考えてはいませんか?子供の機嫌はほんの少しのことで悪くなってしまい、食べる気がなくなってしまうこともあります。
ビニールシートを敷いて汚してもいいようにするなど環境を整えて、子供自身の食べたいという気持ちを止めないようにしましょう。
手づかみしても汚れないようなメニューを取り入れてもいいですね。子供自身で食べたいという気持ちを尊重してあげることで、食事を楽しいものにし食べる量を増やしていきましょう。
離乳しない子供はいない
いかがでしたか?離乳期に食事を全然摂ってくれない子供のことは、とても心配になってしまいますが、あまり思い詰めることはありません。
完全に離乳をして食事だけから栄養を摂るようになるまでには、個人差がありますが、離乳をしない子供はいません。食事が思うように進まなかったとしても、いずれ食事を摂るようになるのです。
ですから、食べ遊びをしたら食事を下げてしまったり、好きなものを与えてみたり、自由に食べさせてみたりと工夫しながら、あまり心配せずに楽しく食べられるような工夫をして、食事の時間を乗り切っていきましょう。