子供の共感力を育てるには?思いやりのある子供に育てる方法

子供に優しい人間に育ってほしいと思うのは、誰もが感じることです。人に優しくするということは、誰かに共感する力をつける必要があります。

子供に共感力をつけさせるには一体どうすればいいのでしょうか?子供の共感力をつける方法についてご紹介します。

共感力とは?

共感力とは、相手の気持ちを理解して、共感する力のことを言います。子供に共感力を身につけるということは、自分に感情があるように相手にも感情があるということを教えることになります。

子供は小さい頃から親と一緒に過ごしてきます。そこでは自分の感情主体で動くことになりますよね。しかしそれから幼稚園や保育園に入ることで、たくさんのお友達ができることになります。

今まで親と一緒に自分主体で生活してきた子供にとって、共感力を身につけるということはこの段階から考えていかなくてはいけません。

友達と遊ぶようになればわかるだろうと思っていても、実際にそれがわからずにそだってしまう人間もいます。だからこそ、親が小さい頃からこの共感力を子供に教えてあげる必要があります。

子供に共感力をつけさせるために

子供に共感する力をつけさせるためには、まず感情をオープンにして接することが重要です。大人は子供に対して感情をぶつけるということはあまりありませんよね。

だからこそ子供はなかなか感情を理解することができないのです。そういった場合子供に相手にも感情があるということを理解させるには、親の感情を表に出すことが最もいい手段なのです。

子供が何かをしてくれたら、嬉しいという感情を子供に伝えてみましょう。反対に子供に何かをされてしまいそうになったら、しかるのと一緒に悲しいという感情も伝えるようにしましょう。

子供は自分がこうしたことで親がこういう感情になった、ということを学んでいくことになります。叱られるだけよりも、こうして親の感情を伝えて教えていった方がやって良い事と悪い事の区別がつきやすくなります。

嬉しいと思ったことは全力で子供に伝えてあげること、そして子供と一緒に遊ぶことを全力で楽しむことも大切です。いつも口にしなかったような感情をあえて子供の前で見せてあげることで、子供に共感力を身につけることができます。

そして、次のステップとして絵本やアニメを見る時に主人公の気持ちになって考えることができる、習慣をつけていきましょう。子供と何かを見た時には、終わった後に主人公の感情がどうだったのかということを、聞くようにすると、より感情に敏感になるはずです。

共感力を身につける上での注意点

子供に共感力をつけたいと思った場合の注意点は、ネガティブな感情だけを教えないということです。子供に共感力をつけたい、思いやりを覚えさせたいと思うあまり、悲しい事やショックだった事を、子供に伝えたくなりますが、子供はネガティブな言葉ばかりでは頭が働かなくなってしまいます。

毎日ネガティブな感情ばかり考えさせられて育った子供は、人のマイナスな感情にばかり目が行くようになってしまいます。こうなると、子供が持っているのは思いやりというよりも、自信のなさになってきます。

こういったことにならないためにも、子供に感情を教える時は楽しい事や嬉しい事をできるだけ多くして、悪い事やいけない事をした時には、感情を伝えるようにしましょう。

子供の共感力は小さい頃から

子供の共感力を身につける方法についてご紹介しました。子供の共感力は環境によって大きく変化します。

小さい頃から人の感情に真剣に考えることができるようにするためにも、他人の感情が近くにある環境で、育ててあげることをおすすめします。