近年では、「幼稚園」「保育園」の他に、一号認定でも二号認定でも一緒に教育を受ける事ができる、「認定こども園」という施設が増えてきました。
働くママも、専業ママも同時に子供を預けられ、園によっては様々な教育プログラムが準備されているので、とても人気です。
習い事をさせなくても、園で外部講師を呼び、体操教室や英会話教室に参加できたりと、働くママにメリットがたくさんあります。
多くの親は、教育カリキュラムでこども園を選びがちですが、入ってから思っていた状況と違う!という点も出てくるかと思います。今回は、多くのママが入園後に困ったことや、後悔したことをお話しします。
幼稚園型こども園
幼稚園型こども園の多くが、元々が幼稚園だったものです。幼稚園の時期の保護者会や、保護者参加型の行事が盛りだくさんな所もありますので、働くママは注意しましょう。
実際に預けはじめてから、1学期だけで役員決め、保護者総会、クラス懇談会、参観日、夏祭りなどありますので、平日に休みが必要です。必ず参加ではないものの、気になりますよね。
また、上記した物にプラスして、夏祭りの係であれば、準備や話し合いのために何度も幼稚園へ足を運ぶ事もあります。
1学期だけで、10回は幼稚園の予定で仕事を休む事が予想されます。それにプラスして、子供が風邪をひけば休む必要があるので、現実的に考えると仕事に影響が出るかもしれません。快く職場が引き受けてくれれば助かりますが、中には嫌な思いをすることのあるかもしれません。
このように、幼稚園型こども園は、ほとんどの行事が保護者主催であり、回数も多いのが特徴と言えます。バザーやお祭りだけでなく、遠足も親子で参加する場合があります。
下の子が小さかったり、やんちゃ盛りで他に預け先が確保できない場合は少し大変かもしれません。しかし最近では、働くママも増えた為、負担がないように行事を減らしたり、お祭りとバザーを同日開催する事もあるようです。
入園願書を出す前に、実際に通っている子供がいる保護者に、確認してみたほうが良いでしょう。その他にも、こどもの送り迎えの際にママ同士で話しやすく、ママ友ができやすいのもポイントです。
保育園型こども園
保育園型こども園は、元々が保育園だったという所が多いです。その為、園児は一号認定よりも、二号認定の子供が多く通っている点が特徴です。
園の行事は、幼稚園型こども園とは対照的に、少ないです。主催も保護者の場合と、先生が行なっている場合があり、幼稚園での話し合いの場に参加する事も少ないでしょう。
その他にも、お弁当日の回数が少なかったり、制服ではなく私服で登園だったりと、親の負担という面では、かなり楽かもしれません。また、同じような共働き家庭も多いので、ママ友関係もスッキリとしたものになるでしょう。
先生ではなく、保護者に相談してみよう
実際に、先生は保護者の活動には関わっていない事が多く、役員や、行事ごとの係のママ達がどの程度集まっているかなどは詳しくわかりません。知り合いに、希望の園に入っている人がいるのであれば、保護者に詳しく聞いてみると良いでしょう。
園のカリキュラムや楽しそうな行事は、子供にとってはとても嬉しいもので、良い思い出になります。しかし、親が負担に感じてしまうと、楽しい事も台無しになってしまいます。
どのような点を重要視するかはそれぞれですが、初めての幼稚園生活で親も予想以上に疲れてしまうことを念頭に置きましょう。
現在は、働いていたり、妊娠中であれば役員は免除されるという事はほぼ無いと思っておきましょう。