質問に答えられないじゃ済まされない!?子供の疑問への上手な答え方

子供と一緒に生活をしていると「どうして?」と質問をされることがあります。「どうして着替えないといけないの?」「どうして靴を履かないといけないの?」「どうしてママはまだ寝ないの?」「どうして野菜を食べないといけないの?」「どうして?どうして?」

そんな質問攻めにウンザリしてしまうママも多いのではないでしょうか?そこで今回は子供への「どうして?」という質問への上手な切り替えし方をご紹介しましょう。

一つ一つ丁寧に答えてあげる

気力と根気が持つなら一つ一つ丁寧に答えてあげるのが一番いいでしょう。どうして?と聞かれて困るような質問もあるでしょうが、正論を落ち着いた声できっちり丁寧に答えてあげることで、子供も納得してくれるはずです。

「お外に出るときは服を着替えないとかっこ悪いから」「靴を履かないと足が汚れるから」「ママは子供の時たくさん寝たから」「野菜を食べないと栄養が偏るから」など、子供に言ってもわからないかな?と、思うような言葉も子供にできる限りわかりやすく説明してあげましょう。

子供は子ども扱いされるのが一番嫌いなので「子どもだからそうしないといけないの」という答え方が一番納得しません。子供だから言うことを聞きなさいなんて言い方をせずに、ちゃんと順序立てて丁寧に答えてあげるようにしましょう。

みんなやっているから

どうして?と聞かれたら「みんながやっているからだよ」と、教えてあげるのもいいですね。今の時代は個性が大切とはいいますが、個性が際立っているのと常識がないのは別問題です。

服を着替える、靴を履くなどは常識ですし、大人になってから好き嫌いがあるのはいろいろと人付き合いで不具合が生じることもあります。

常識を教えるという意味でも「どうして?」と聞かれたら「みんながやっているし、それが常識だからだよ」と教えてあげるようにしましょう。

特にモラルにかかわることなど、社会で生きていくうえで大切なことは幼いころから教えてあげることが大切です。ぜひ、子供が小さいからと適当に答えるのではなく、社会の常識をわかりやすく説明してあげて、常識のある子供に育ててあげるようにしましょう。

どうしてだと思う?と逆に質問してみる

「どうしてしないといけないの?」と聞かれたら、逆に「どうしてだと思う?」と質問してみてはいかがでしょうか?子供は思ったことを口にしますので、疑問に思ったことを自分で考えるということがありません。そのため、ママから「どうしてだと思う?」という質問をされたら、素直に自分で考えようとします。

その自分で疑問に思ったことを考えるという行為が、子供の考える力にも繋がります。子供の疑問に何でもかんでも「どうしてだと思う?」と質問返しをしては、子供もイヤになってしまうかもしれませんが、時々「どうしてだと思う?考えてみて」とクイズ形式で出してみたら子供も一緒に楽しむことができますし、ママとのコミュニケーションにもなります。

ぜひ、子供の質問には質問返しをするのを取り入れてみるようにしましょう。

どうして?という感情は子供の成長にとても大切なこと

どうして?どうして?どうして?そんな質問の嵐に嫌気がさしているママも多いでしょうが、子供のどうして?という感情は、周りのことに興味を持ち始めた証です。その、どうしてという感情をつぶしてしまっては子供の製品的な成長を妨げることにもなってしまいます。

子供のどうしてには面倒くさがらずにしっかりと答えてあげる。「どうして?」という質問にすべて答えを出してあげるだけではなく、自分で考えて答えを出す力を育ててあげるようにしましょう!