子育てをしていく中で子どもが素直に勉強やお手伝い、お片づけなどをしてくれればいいのですが、そうはいかないのが現実です。
多くのお母さんが、子どもにやる気を出させるためにご褒美作戦を実行しようか悩んだことがあるかと思います。しかしご褒美はよくない!と言う意見も聞きますよね。でもやり方次第ではご褒美もアリなんです!
この記事では、ご褒美のやり方などについて紹介したいと思います。
ご褒美を与えることでのメリット、デメリット
ご褒美をあげるメリットは、お母さんがしてほしいお手伝いやお片づけ、勉強などに対して、子どものやる気を出させることができる点です。
なかなか言葉で「○○をやろう」、「○○をしてくれる?」と言っても、子どもが全くやる気がなければしてくれません。勉強だってやりなさいと言えば言うほどやってくれなかったりします。
そんな時にご褒美をあげることでやる気を引き出すことが出来ますし、達成感も感じられるメリットがあります。では逆にデメリットは、ご褒美を貰うことに慣れてしまう、当たり前になってしまう点です。
最初はお手伝いやお片づけをしたらご褒美が貰えると思っていたけど、次第にご褒美が欲しいからやる…になってしまいます。しまいには、ご褒美が貰えないならやらない!となる可能性や、ご褒美の内容に対して文句を言ったり指示してきたりする場合もあります。
ご褒美の使い方
大人でも社会に出ればご褒美はたくさんありますね。頑張れば昇給するし、賞与や昇進などもご褒美のようなものです。子どももご褒美は使い方によっては上手にやる気を出させることができるんです。
まずご褒美をあげるのに多いのが、
- 「テストで○○点取れたら!」
- 「ちゃんと最後までお片づけしてキレイになったら」
などの“結果”に対してご褒美を与えることです。しかし、上手なご褒美の使い方は、
「○○ページまで勉強をすることができたから」
「1人で片付けをしたから」
など“過程”に対してご褒美を与えることです。子どものご褒美は、結果に対してだと長期戦になる上に達成できなかったり、上手にできなかったりします。
しかし過程に対しては自分の行動次第ですぐにご褒美が貰えるため、子どもがやる気を出しやすくなります。
- 「着替えが1人で出来た」
- 「宿題をちゃんと出せた」
- 「明日の準備を1人でやった」
など簡単なことで大丈夫です。そして
- 「親に言われずにお手伝いをした」
- 「お片づけを言われる前に自らした」
など自主的に行ったことに対してもご褒美を与えたり褒めたりすると、子どもがやる気を出しやすくなります。
ご褒美の内容
ご褒美はあまり物や金品ばかりにしてしまうとご褒美慣れしてしまいます。幼児期のうちは物よりも「ご褒美シール」や「本人がしたいこと」にしてあげるのもオススメです。
ご褒美シールは本人が好きなキャラクターのシールでもいいですし、インターネットで検索すると色々な種類のシールが出てきます。結構子どもは喜ぶのでオススメです。
また、達成できたら
- 「ママと公園に行きたい」
- 「ママと一緒にお絵かきしたい」
など本人がしたいことをご褒美にするのもいいですね。
しかし、ある程度大きくなってくると上記のことではやる気が出ない場合もあるので、その時は大きなことを達成したらオモチャなどの物をご褒美にするなど調整するといいかもしれません。
1番のご褒美は褒めること
いかがでしょうか?結構ご褒美となると結果にばかり与えがちですが、結果が伴わない場合もあります。しかし、過程に対してなら本人が頑張ればいいのでやる気が出るのもうなずけますね。
そして他にも大事なのは褒めることです。褒めて育つと言う言葉もあるくらい子どもは褒めてあげると喜びます。褒めながら時にはご褒美もあげて上手にやる気を引き出せるようにしましょう!