子どもの好き嫌い、悩みますよね。離乳食の時はなんでも食べてくれて好き嫌いがない子で良かったわー!なんて思っていたのに、意思がはっきりしてくるにつれて段々あれもこれも嫌…。
せっかく作ったご飯が残されてしまうのも悲しいですし、何より好き嫌いが多いと健康面も心配で悩まれているママも多いのではないでしょうか。
子どもが苦いものを口にしないのは本能!?
子どもの嫌いな食べ物の代名詞、ピーマン。大人にはほのかな苦みが美味しいピーマンですが、子どもにとっては中々食べられないものの一つですよね。
苦みや渋みがある食べ物は毒があるものが多く、子どもは自分の身を守るために本能で苦みや渋みのある食べ物を避ける傾向があるようです。
栄養価の高い葉物野菜を食べてくれなくて悩んでしまう事は多いと思いますが、葉物野菜は苦みや渋みのあるものが多いですよね。
理由を知るといつもは中々食べてくれなくてイライラしてしまう食卓でもそんなところで本能を働かせている子どもが可愛らしく思えてきますよね。
無理に食べさせようとすると逆効果?
苦手な食べ物を無理に食べさせられると余計に嫌いになってしまいませんか?未発達な子どもの味覚であれば年齢とともに変化してきますが、頭でこの食べ物は嫌い!と思い込んでしまうと、中々それを克服するのは難しいですよね。我が家では子ども苦手な食べものがあると無理に食べさせることはしません。
「○○はこれが嫌いなんだね~。苦手なんだね~。」などと否定的な言葉は使わず、「○○はまだ大人の味が分からないんだね~。」「あ~美味しい!こんなに美味しいものが食べられないなんて残念ね。」と、言うようにしています。
そのうち、「そんなに美味しいなら食べてみようかな?」と思ってくれる日がくる事を信じてみるのもありなのではないでしょうか。
形状を変えてみる
子どもの好き嫌いは味自体が苦手な食べ物と、見た目が苦手でなんとなく食べたくないものがあると思います。細かく刻んで餃子やハンバーグに混ぜこんでみると食べてくれるものも多いですが、見た目では入っている事が分からないのに少しでも風味を感じると食べてくれないものもありますよね。
後者の場合は味が苦手だと思うので無理に食べさせるよりも成長とともに味覚が変わってくれるのを待つ方がいいと思います。
でも形状が変われば食べられるのであれば、「今の○○入っていたんだよー!食べられたね。凄いねー!」と褒めてあげる事で、本人も自信がついてチャレンジしてみようと思ってくれるかもしれません。
園や学校では食べている?
入園や入学の時に好き嫌いが多くて給食が心配だった経験はありませんか?でも実際は苦手なものも園や学校では食べているという話は良く聞きますよね。
吐いてしまうほど苦手なものは学校でも食べられないと思いますが、子どもは子どもなりに家の顔と外の顔を上手に使い分けているものなので、これから入園・入学を控えて給食が心配なパパやママ、案外心配しなくても大丈夫ですよ。
どうしても食べられないものがあって給食がストレスになってしまうようであれば、先生に相談すると対応してもらえると思います。
食事は楽しいのが一番
ついつい子どもの好き嫌いには敏感になってしまいがちですが、パパやママにいつも怒られている食卓よりも笑顔がいっぱいの食卓の方が大人も子どもも幸せですよね。
子どもの事が大切だからこそ、体を作る食事に対しては色々言ってしまいたくなりますが、味覚はどんどん変わっていくので今の好みが一生続くわけではありません。大らかな気持ちで見守ってあげる事も必要なのかもしれませんね。