小学生の高学年にもなると、大人と対等に会話ができるくらい落ち着いた会話ができるようになります。ショッピングに行ったり、出掛けたりしてもママは楽しめるでことしょう。
しかし、口げんかなどになった時は一歩も引いてはくれません。この頃は、体と心の成長の変化に中々気持ちが追い付かず、悩みの時期でもあります。
パパとの距離ができてしまったりしているかもしれません。そんな11歳、12歳の女の子の心境をまとめてみました。
思春期の女の子はこんな事を感じています
この頃の女の子は、同学年の男の子の事を子供っぽく感じたり、なんであんなことを言っておもしろいの?と思ってしまったりする反面、男の子の事を意識してしまう年頃です。
もしかしたら、好きな男の子もできるかもしれません。でも、その事を友達にも、ママにももちろんパパにも言えないのです。
かと思えば、さっきまで楽しそうにしていたのに、急にイライラしてしまったり…そんな時は優しく見守ってあげてくださいね。本人も、なんでさっきまで楽しかったのに急に怒ってしまったのだろうと、自分と葛藤しているのですから。
心と体のバランスがまだとれない成長期
さっきも書いたように、自分の心が掴めない不安な状態の中、重なって来るのが成長期です。自分の体の成長が嬉しいような、恥ずかしいような…そんな時期です。この年頃になると、身長や体重もぐんと増え、女性らしい体型になってきます。
初潮を迎えている子も少なくはないようです。しかし、みんながみんなこの時期にそうなる訳ではないので、焦る必要はありません。
自分のペースで、ゆっくり自分と向き合って行くことが大切です。丁度、この時期にパパとの距離が分からなくなってしまうこともあるかと思いますが、そんな時はママが間に入ってクッション代わりになってあげてくださいね。
女の子から女性への階段の時期
思春期と成長期がくることによって、体も気持ちも女の子から女性へと変化してきます。例えば、自分が異性からどんな風に見られているのか気になったり、今までは鏡なんてそんなに見ることがなかったのに、鏡を見る時間が長くなったり。
朝学校に行く時にちゃんと髪型をセットしたり…と、今までは気にもならなかったことが気になり始めます。それは、周りの人の目が気になっているということなのです。
女性は、いつでも周りからキレイに見られたいと、何歳になっても思うのですから。その原点がここなのかもしれません。
お洒落に興味が出てくる
急に可愛い物に興味が湧いてきたり、可愛くなりたいと思ったりし始めます。もっと目が大きかったら…とか、痩せたいなぁ、など、美意識も出てきます。
そして、服装や髪型、早い子では化粧に興味を持ったりもします。今まではママのお任せの服でよかったのに、自分の好みの服しか着ない!なんてこともよくあります。
でもそれは、わがままではなく自分の好みやこだわりができただけで、特に女性はキレイになる為の誰もが通る道なので、できるだけ協力してあげると喜ぶと思います。
大人と子供の狭間
今のこの時期のお子さんは、子供でいたい反面大人の階段を登りつつある年齢なので、その時の気分や周りの環境によって、感情は様々です。
思ってもいないことを言ってしまったり、感情とは全く別の事をしてしまったりと、自分でも自分が分からない時期なので、出来れば叱るのではなく、ママの昔を思い出して、少しでも今のお子さんの気持ちを分かってあげて欲しいのです。
否定ではなく、肯定してあげることによって、お子さんの気持ちは落ち着きます。