子供をしつけとして叩いてしまう…。叩くことで子供に与える影響

子育てをしていると、しつけとしてメリハリをつけるために叩いてしまうということはありませんか?あまりよくないと思っていても、効果てきめんだからとなかなかやめられない親もいるはずです。

子供を叩いてしつけすることで子供に与える影響とはどのようなものがあるのでしょうか?さらに子供を叩かずにしつけする方法について紹介していきます。

子供を叩いてしまう理由は本当にしつけ?

子供を叩いてしまうということに悩んでいる方へ、本当にそれはしつけのために叩いているのでしょうか?もしかしたら、あなたの沸点の問題になっているのではないでしょうか?

もし同じことをされていたとしても、自分にもっと余裕がある時だったら優しく起こることができていたのに、自分に余裕がない時だったから手をあげてしまったという経験に思い当たるふしはありませんか?

子供をしつけと称して叩く親は、ほとんどが自分の問題です。自分に余裕がない時に悪いことをしたから、自分が何度言っても子供がわかってくれないから、子供が他人を傷つけて自分が恥ずかしく思うから、など実はほとんどが自分の都合で叩いてしまっているのです。

子供を叩くことで与える影響

子供を叩くことで与える影響というのは、実はたくさんあります。親からすると、叩くと効果があってもう2度とやらなくなるからいい、と思っている人もいますが、それは叩かれるのが嫌だからやっていないだけかもしれません。

子供は叩かれるしつけをされると、それがなぜいけなかったのかを考えることができません。それをする=叩かれると直結して考えてしまうからです。なぜそれをしてはいけなかったのかを理解していないので、気持ちが成長できているとは考えにくいのです。

だからこそ、親の見ていない所なら良い、バレなきゃいい、というような悪い方向に考えが進んでいってしまう可能性があります。

さらに親が自分本位に叩いてくるとわかっている子供は、自分本位に他人を叩くように育ってしまいます。親の言動は子供に大きく影響を及ぼします。だからこそ、子供も周りの人に手を上げるような子供に育ってしまう可能性が高いのです。

子供を叩いてしつけをするということは、実はあまり良くない方向に作用する可能性の方が高いのです。

子供を叩かないしつけの仕方とは

子供を叩くことで悪影響を及ぼす可能性が高くなるということについてはわかっていただけたかと思います。実際に子供を叩かないでしつけをする方法とは一体どのような物なのでしょうか。

まずは、子供が何か悪いことをしたからとって突発的にキレないようにするということです。自分の感情を優先してしまうこともあるかもしれませんが、絶対に深呼吸して冷静になりましょう。

そして、子供が一体なぜそれをしたのかについて意見を聞いてあげるということが重要です。子供にも子供なりの考えがあるはずです。子供の意見をしっかりと聞いたら、まず子供の意見に共感してあげましょう。それが1番大切です。

子供に共感してあげることで、自分を認めてくれていると感じます。認めてあげた後で、それがなぜダメなのか、ということを説明していくことで理解してくれる可能性が高くなります。

頭ごなしに怒ってしまうよりも、順を追って説明してあげる方が、子供は理解しやすいということは覚えておいた方が良いでしょう。

なるべく子供を叩かない子育てを!

子供を叩いてしつけをするデメリットについて紹介してきました。どうしても叩くことで子供が大人しくなると感じている親が多いですが、それは本質からずれているということを理解しましょう。

叩くことなく子供に善し悪しを理解させる子育てを心がけていくことをおすすめします。