保育園児が夜に寝ないのはお昼寝のせいじゃない!今すぐできる対処法

保育園児は長時間お昼寝をするから夜なかなか寝てくれない。そんな話をよく耳にしますが、保育園児が寝ないのは本当にお昼寝のせいなのでしょうか?

保育園に通っている子供や、保育園に行っていなくてもお昼寝をたくさんする子供はいます。いったい夜寝る子供と寝ない子供にはどんな違いがあるのでしょうか?今回はそんな、保育園児が夜に寝ない理由と対処法をご紹介します。

夜寝るのが遅く、お昼寝で熟睡してしまっている

お昼寝をしても夜しっかり寝る子供と、なかなか寝ない子供の違いはお昼寝の時に熟睡しているかしていないか、夜に熟睡しているか、していないかに違いがあります。

夜なかなか寝ない子供は必然的に夜の睡眠時間が少なくなってしまい、お昼寝の時にその足りない睡眠時間を補うようなサイクルになります。その結果、夜の睡眠時間が短い生活サイクルが出来上がってしまい、夜になかなか寝ない子供となってしまうのです。

一方、お昼寝をたっぷりしても夜しっかりと眠る子供はお昼寝の時は浅い睡眠で夜にしっかりと熟睡するサイクルができあがっているので、お昼寝をしても夜しっかり眠ることができるのです。

そんなお昼に浅い眠りしかしない子供によっては保育園のお昼寝の時間は布団に寝ているけど起きて過ごすという子供もいるようです。

それを踏まえて昼に浅い眠りだけで、夜にしっかりと熟睡してもらう生活スタイルにする方法は、お休みの日に生活サイクルを変えてみてはいかがでしょう?

休日はお昼寝をさせない、または極端に短いお昼寝時間にしてしっかりと遊ばせて夜に熟睡させる。その生活スタイルを作ってあげれば自然とお昼寝は軽く寝るだけで夜にしっかりと熟睡するサイクルに なります。長期休みなどを利用して、一度試してみてはいかがでしょうか?

お昼寝からしっかりと遊べていない

お昼寝をして体力を回復した後、しっかりと遊べていないがために体力が有り余っている可能性があります。

午後からは交感神経を落ち着けるために激しい遊びはさせてはいけないという意見もありますが、ゆっくりと過ごしても夜全然寝ないのであれば、保育園から帰ってきたあと、面倒でも少し公園で遊ばせてあげるのはいかがでしょう?

保育園で消化しきれなかった体力を公園で思いきっきり体を動かすことで完全に使い切らせてしまいましょう。

もし公園で遊ぶのが時間的に厳しいならば、お風呂で思いっきり遊んであげるのはいかがでしょうか?大人でもプールなど、水の中でたくさん遊ぶと体がドッと疲れますよね?その原理を利用して、お風呂の中で思いっきり水遊びをするのです。

そうすると子供も疲れて夜ぐっすり眠ってくれるかもしれません。そのほかにも、お庭でボール遊び、お部屋の中で鬼ごっこなど、とにかくしっかりと遊んで体力を消耗させてあげる方法を考えてみましょう。

甘え足りない

子供がなかなか寝ないのは、母親とのコミュニケーションが十分にできずに一日を終わらせることができないためともいわれています。

保育園に通っている子供にとって、保育園から帰ってきた時間はすべて母親とたくさん遊んだり、たくさん甘えたりする時間です。

保育園で頑張った分、母親にたくさん甘えたいのに家に帰ったら甘えさせてくれるどころか、家事に掃除にご飯にお風呂とあわただしく終えて、十分に甘えていないし会話もしていないのに寝なさいと言われる。そんな母親の態度に納得できないため一日を終えることができないと思っているのかもしれません。

確かに仕事をしている母親にとって保育園から帰ってきて、家事に夕ご飯の準備にお風呂に寝かしつけと、時間に追われて子供と遊ぶ時間なんてないでしょう。しかし、子供にとっては保育園から帰ってきてからしか、母親と遊んだり甘えたりするタイミングがないのです。

そんな子供に対しての対処法は、家事などはとりあえず置いといて一度子供と思いっきり遊んで会話して甘えさせてあげてみてはいかがでしょう?母親がしっかりと向き合ってくれれば子供も納得して一日を終えることができます。ぜひ試してみてください。

保育園児に夜寝てもらうためには親子のコミュニケーションを大切にしよう

保育園児に夜寝てもらいたいとイライラしてしまうママも多いでしょうが、イライラしては余計に子供は寝ません。

それよりも子供としっかりと向き合い、遊びたい、甘えたい、会話したいという子供の欲を満たしてあげてはいかがでしょう?意外とすんなり寝てくれるようになるかもしれませんよ。