兄弟同士の喧嘩が絶えない…。どちらも傷つけずに対処するには

兄弟のいる子供を育てている人なら、兄弟喧嘩で暴れている姿をみるのもたくさんあるのではないでしょうか?どうしても兄弟だと、喧嘩が絶えなくなってしまいますよね。

兄弟同士で喧嘩をしている時には、どう対処すればいいのでしょうか?どちらの子供も傷つけることなくその場をおさめるための対処法について紹介していきます。

なぜ兄弟同士は喧嘩が多いの?

なぜ兄弟同士は喧嘩が多くなるのか知っていますか?特に年の近い兄弟は喧嘩の頻度が多くなると思います。これは、脳の発達スピードがあまり変わらないせいです。子供同士の喧嘩は、大人からみるとくだらない小さなことで勃発することがほとんどですよね。

なぜ子供がそんな小さなことで喧嘩をするかというと、善し悪しを判断したり相手の気持ちを考えたりする能力がまだ備わっていないからです。

だからこそ、平気で相手を傷つけるようなことをしたり、相手のテリトリーに入り込んだりしてしまうのです。年が近い兄弟ならなおさら、お互いが発達していない状況なので、どうしても喧嘩になりやすいです。

子供同士の喧嘩には親は口を出すべき?

子供同士の喧嘩を見ていると、早めに口をだしてしまうお母さんも多いのではないでしょうか?兄弟同士の喧嘩は、手を出して危険だったり、どちらかが泣きだしたりするまではそっと見守っておくのが良いでしょう。

きっとどちらかが泣くような状況に陥ったら、どちらかがママにSOSを送ってくるはずです。そしたら助け舟を出してあげましょう。この時に大切なのは、どちらの味方もしないということです。

何があったのか聞くのはどちらも、両方から聞き出しましょう。何となく事の流れがわかったとしても、どちらがわるいと決めつけないことが重要になります。子供はこういう時に我慢させられたり、抑制させられたりすることで心に傷を負ってしまいます。

どちらの言い分も聞いたうえでどうした方が良いのか、自分達に決めさせましょう。下の子をかばって上の子を我慢させてしまうこともあるかもしれませんが、それは教育上あまりよくありません。

こういったことを経験していくことで、子供は思いやりというものを学んでいきます。だからこそ、自分はどうしたいかを決めさせましょう。そして、2人で話し合って決めることができたら、どちらも全力で褒めてあげましょう。

子供同士の喧嘩でやりがちな注意点

子供同士の喧嘩を見ていると、どうしても怒鳴ってしまいたくなりますよね。本当に限度を超えていたら喝をいれることは効果的ですが、毎回怒鳴りすぎてしまうと威厳がなくなってしまって、利かなくなってしまいます。

優しく促してもわからないような場合には、叱ることも大切です。しかし、極力は子供達だけで解決させる方が良い経験になります。子供たちの脳はまだ善し悪しの判断がつきません。なので、身をもって経験するということが1番の成長のチャンスになります。

相手から叩かれて嫌だったと感じれば、叩いてはいけないものだと学んでくれますし、叩いて相手が泣いてしまえば、叩くことは痛いことなんだという風に理解してくれます。

子供同士を仲直りさせるときは、お互いの気持ちをしっかりと伝えるように教育すると良いでしょう。なぜ喧嘩になったのかということを理解させることが大切です。無理矢理謝らせようとするのは、やってしまいがちですができれば自分から謝るようにさせた方が良いでしょう。

兄弟同士の喧嘩は成長するいい機会

兄弟同士の喧嘩について紹介してきました。他の家の子供と喧嘩するよりも、自分の家の兄弟同士で喧嘩して色々な事を学んでいくということはとても良いことです。

なるべく子供達だけで相手の気持ちを感じ取ってしっかりと仲直りできるように、お母さんはそんな子供たちの姿を見守っていきましょう。