保育園・幼稚園へ入園するにあたって、「何をどのタイミングで準備すれば良いのかわからない」という親御さんは少なくありません。準備するものが多いからこそ、できるだけ無駄なく、効率的に入園準備を進めたいですよね。この記事では、入園準備をする際のポイントと早めに用意しておきたいもの・早めに用意すると失敗しやすいものを紹介します。ぜひ参考にしてください。
入園にいるものを用意するための3つの鉄則
保育園・幼稚園への入園が決まったら、少しずつ入園準備をはじめましょう。入園準備をはじめるときは、次の3つのポイントを押さえておくと無駄なく効率的に準備が進められますよ。
入園説明会を待つとムダがなくなる
入園に必要なものを買いに行くのは、入園説明会の後がベター。入園説明会で必要なものが知らされるので、それをリストアップして買いに行きましょう。そのほうが、忙しい親御さんでも、一度の買い出しで過不足なく入園に必要なものが揃えられます。
通う園によっては、カバンや文房具などに細かい指定があることもあります。入園説明会ではその点も説明されるので、説明会のあとに買いに行ったほうが失敗が少なくて済みますよ。
キャラクターものはギリギリまで待つ!
子どもはやっぱりキャラクターものが大好き。キャラクターデザインの文房具やカバンなどを欲しがることも多いと思います。しかし、キャラクターものはギリギリまで購入を待つのが賢い選択です。
子どもの興味が変わったり、新シリーズが始まるとそちらのほうが気になってしまったりするので、結局買いなおすことになる家庭が少なくありません。
キャラクターもののアイテムを購入するときは、入園ギリギリのタイミングか、入園後の買い足しが望ましいです。
名前を書く余裕を設けて準備する
保育園や幼稚園で使うものは、ひとつひとつに名前を書く必要があります。記名作業にはそれなりに時間がかかるので、揃えられるものは早めに揃えて、名前を書いておくと良いでしょう。ギリギリになって焦らずに済みます。
アイテムを購入するときは、名前が書きやすいかどうかもチェックして選ぶと良いですよ。
入園にいるものの中で早めに用意しておきたいもの
入園準備をするにあたって、日用品や数が多いと助かるものは、早めに用意し始めましょう。買い忘れる心配がありません。早めに準備しておきたいものの中から、特に揃えておきたいアイテムを紹介します。
コップ
お昼ごはんのときなどに使うことが多いコップは、子どもと一緒に選びましょう。実際に子どもに持たせてみて、しっかり持てるかどうかを確認して購入するのがポイントです。
落としてしまったときのことも考えて、プラスチックなどの割れにくい素材でできた、持ち手付きの軽いコップをおすすめします。
底が広く机の上に置いたときに安定するものだと、よりベターです。
歯ブラシセット
保育園や幼稚園では、お昼ごはんやおやつのあとに歯磨きをします。歯ブラシセットも忘れずに購入しておきましょう。
保管することも考えて、カバーが付いている歯ブラシがベストです。子どもが自分でカバーを着脱できないときは、カバーがない歯ブラシでも構いません。子どもが自分で歯磨きしやすい、持ち手が太めでブラシが小さいタイプを選んでください。家で、自分で歯磨きができているようなら、家の歯ブラシと同じものを選ぶと良いでしょう。
万が一園で使わない場合でも自宅で使えるので、買っておいてもムダになりません。
お弁当箱・カトラリーセット
給食がある保育園・幼稚園もありますが、お弁当箱は揃えておくと遠足のときなどに便利です。子どもが持ちやすい大きさ・重さのもの、子どもでもフタの開け閉めがかんたんなものを選んでください。フタにゴムパッキンがあるものだと汁漏れの心配がありません。
毎日お弁当を持って行く場合は、2セット用意しておくと洗い替えできて便利ですよ。
給食を食べるときに使うカトラリーセットは、子どもの手に合うものを選びましょう。くぼみが浅すぎる、または深すぎるスプーンは避け、フォークは先端が鋭くないものがおすすめです。箸が使えるようになったら、子どもの手の大きさに合ったものを選んであげてください。
名前シール
持ち物ひとつひとつへの記名はとにかく手間がかかるもの。入園が決まったら、名前シールを手配しましょう。紙製のシールのほか、最近はアイロンで貼る衣類用のシールもあります。ひとつひとつ名前を書くのに比べて、記名作業が断然ラクになりますよ。
名前シールはインターネットなどでも購入できるので、入園が決まったら早めに購入しておきましょう。
<h2>用意しておいて失敗した人が多い3つのアイテム
早め早めに入園準備をするに越したことはないですが、なかには「早めに買って後悔した」という親御さんが多いアイテムもあります。次の3つのアイテムは、購入する前によく考えてから購入しましょう。
通園用のバッグ
通園用のバッグは、早めに買って後悔したという親御さんが意外と多いアイテムです。子どもが気に入ったものを使わせてあげたいと思って買ったら、園指定のものがあり、結局使わずじまいになってしまったというケースも見受けられます。
園によっては指定のカバンがあったり、ポケットの数や形などが細かく指定されていたりするので、通園用のバッグは入園説明会の後に購入した方が安心です。
ハンカチ
ハンカチは、入園祝いなどでもらうことが多いアイテムです。枚数が必要だと思って入園前にまとめ買いしたら使いきれなかった、入園祝いでもらったハンカチで十分事足りたという声もあります。
入園前にハンカチをまとめ買いするよりも、入園後に足りなかったら買い足していくほうが無駄がないですよ。
レインブーツやレインコート
雨の日の通園に欠かせないレインブーツやレインコートも、早く準備しすぎると失敗しやすいアイテムです。子どもは大人が思っている以上の早さで成長します。そのため、あっという間にサイズが合わなくなって、結局1回しか使えなかったという家庭も少なくありません。
レインブーツやレインコートは、必要になったタイミングで、その時の子どもの体に合うサイズのものを購入しましょう。レインコートは、通園バッグの上から羽織れる少し大きめサイズを選ぶと良いですよ。
入園アイテムは手作りしたほうが良い?
きんちゃく袋やぞうきんなどは、手作りのものを持たせてあげたいと考えている親御さんもいるかと思います。しかし、手作りで対応するのは時間がかかる上に、意外とコストもかかるもの。園から指定されているときは別ですが、必ず手作りのものを持たせなければならないという決まりはありません。裁縫が得意でないのなら、無理に手作り品にこだわらず、市販品を購入しましょう。
手作りする場合は、レッスンバッグや上履き入れ、着替え袋などを手作りしている人が多いです。手作りの魅力は、なんといっても子どもが気に入った生地でアイテムを作れること。大きさや形などを子どもが使いやすいように調節できるというメリットもあります。
手芸店で売られている型紙のほかにも、ネットで無料で公開されている型紙もあります。自宅にミシンがあり、裁縫が嫌いでないのなら、子どもへ愛情のこもった入園祝いとして手作りのアイテムをプレゼントしてあげましょう。もちろん、全て手作りでなくても構いません。ぞうきん1枚でも、きんちゃく袋1つでも、自分が無理なく作れるものを作ってみましょう。
もしすべて手作りのものを持たせてあげたいのなら、早めに準備をして、計画的に制作に取り組んでください。慌てて始めると入園に間に合わない恐れがあります。
いるものだけを用意して保育園・幼稚園の入園に備えよう
初めて入園準備をするとなると、何をどのタイミングで揃えれば良いのかわからないものですよね。そんな時は、必要最低限のものだけを入園説明会後に揃えるようにしましょう。必要最低限のものさえそろえて置けば、買ったものが無駄になったり、園では使えなかったりする心配もありません。
必要最低限のもの以外は、通園が始まってから必要に応じて買い足していくと効率的ですよ。