車に子どもを乗せるときに、着用が義務付けられているのがチャイルドシート。万が一の事故の際に、子どもの命を守るための役割を果たします。
とはいえ、チャイルドシートにいろいろなメーカーから幅広い商品が発売されているため、どの機能を重視して選べばいいか、どんなものがよいか迷ってしまいますよね。
ここでは、チャイルドシート選びに役立つ人気メーカーをランキング別で紹介します。価格が安い、ISOFIX対応など、メーカー別のチャイルドシートの人気商品もあわせて紹介していますので、できるだけチャイルドシートの購入費用を安い値段におさえたいときから、初めてのチャイルドシート選びまで、ぜひ活用してください。
チャイルドシートを選ぶポイントとは?
チャイルドシートを正常に機能させるには、子どもの成長に合わせて設置向きや大きさを変えなければいけません。限られた期間に使用するものだからこそ、チャイルドシートの購入金額はできるだけ安い価格におさえたいですよね。
また、初めて車にチャイルドシートを設置するときや、セカンドカーや帰省時に載せ替えをするときには、ISOFIX対応などできるだけ設置がスムーズにできるものを選ぶことも重要です。これらを踏まえて、チャイルドシートを選ぶポイントを見てみましょう。
ポイント(1) 新生児からジュニアまで使えるチャイルドシートが人気
チャイルドシートには、子どもの発育過程に合わせて、乳児用、幼児用、学童用の3種類があります。子どもの体の大きさは変わっていくため、その都度体型にあったものを選ぶのが、安全にチャイルドシートを使うポイントになります。
ところが、子どもの成長に合わせてチャイルドシートを買い替えていくのは、それだけ金銭的な負担も大きくなってしまいますよね。
できるだけチャイルドシートを安い価格でおさえたいなら、子どもが成長しても長く使える、チャイルドシートとジュニアシートを兼用している商品を選ぶとよいでしょう。新生児から使えるロングユースの製品にすれば、買い替え回数を減らせるため、チャイルドシートの全体的な費用を安い価格におさえられます。
ポイント(2) チャイルドシートで人気のISOFIXって何?
チャイルドシートを選んでいると「ISOFIX」という言葉を見聞きする機会も多いですよね。ISOFIX(アイソフィックス)とは、座席に簡単にチャイルドシートを装着できる車のシステムを指します。
従来のシートベルトでの取り付けは、チャイルドシートをうまく固定できなかったり、載せ替えの際に都度シートベルトを固定する手間がかかったりします。
一方で、ISOFIX対応車にはISOFIX対応のチャイルドシートを簡単に接続できるコネクターが座席についています。チャイルドシートのバーと座席のコネクターを、カチっと音がするまで差し込むだけで、簡単に設置できるようになったのです。
2012年7月以降に発売された車なら、ISOFIX対応車両である可能性があるので、自宅の車にISOFIXがついているかどうかをチェックしてみましょう。
もしもISOFIX対応車なら、ISOFIX対応のチャイルドシートを選ぶことで設置が簡単にできます。ほかの車両への載せ替えが楽になるほか、金属同士でしっかりと固定できるため、シートベルトよりも確実に設置できるメリットもあります。
パパやママが運転中もチャイルドシートが外れたりずれたりするのが気にならず、運転に集中できますね。
【2019最新】チャイルドシートの人気メーカーランキング!コンビ、アップリカなど
チャイルドシートはいろいろなメーカーから発売されていますが、初めてチャイルドシートを購入するなら、できるだけ多くの人が使っている人気の高いものを選んだほうが安心と感じる人も多いでしょう。
そこで、ランキングや口コミなどでのメーカー名の登場回数や、ランクインしている商品を参考に、チャイルドシートの人気メーカーと人気チャイルドシートを3製品厳選してご紹介します。
チャイルドシートの人気メーカーその1 アップリカ
チャイルドシートの人気メーカー第3位が、ベビーカーや抱っこ紐などお出かけに必須の育児アイテムを中心に商品を展開している「アップリカ」です。
チャイルドシートの「安全」を重視するアップリカ
チャイルドシートのメーカーとして、アップリカは安全性を重視している特徴があります。
「守りたいのは、『万一の安全』と『健やかな発育』」をコンセプトに、万が一の事故のときに赤ちゃんや子どもの命を守るのはもちろん、日々の赤ちゃんや子どもの発育に寄り添ったチャイルドシートを発売しています。
フルフラットにできるベッド型チャイルドシート「フラディア グロウ」のように、赤ちゃんや子どもの発育段階にあわせて、車内で理想的な姿勢がとれる製品が、アップリカ製チャイルドシートの最大の特徴です。
アップリカで人気のチャイルドシート「クルリラ ライト」
アップリカ製で人気のチャイルドシートが「クルリラ ライト」です。
0カ月から48カ月(4歳)ごろまで使用できるロングユース仕様で、後ろ向きにも前向きにも設置できます。
最大の特徴が、設置しているチャイルドシートの座面の向きをドア側にも変えられることです。赤ちゃんを車から乗り降りさせるときにもスムーズに行えます。
- 商品名:アップリカ クルリラライト モダングレー
- Amazon:商品ページ
チャイルドシートの人気メーカーその2 Joie(ジョイー)
チャイルドシートの人気メーカーとして、2位にランクインしたのがイギリスのベビー用品メーカー「Joie(ジョイー)」です。
イギリス生まれで高品質のJoie
Joieのチャイルドシートの特徴は、デザイン性と安全性を兼ね備えていることです。
見た目がスタイリッシュでおしゃれなため、さまざまな車にあうデザイン、かつ安全性を考慮した高い技術がほどこされているチャイルドシートがそろっています。
Joieのチャイルドシートは、「Mother&Baby Awards」を2014年から3年連続で受賞、ほかにも「PARENTING AWARD」や「reddot desing award」などを受賞した実績があり、世界的にも安全性の高さが認められていると言えるでしょう。
Joieで人気のチャイルドシート「Arc360° 」
Joieで人気のチャイルドシートが「Arc360°」です。
360°の名称通り、片手でチャイルドシートの向きを簡単に変えられるのが特徴。赤ちゃんを抱っこしたままでも、車への乗り降りがスムーズです。
0カ月から48カ月(4歳)ごろまで長く使える設計に加えて、リクライニングやヘッドレストは赤ちゃんや子どもの体型に合わせて細かく調節できます。
その際、肩ベルトの位置も変えられるため、調節しても高い安全性を保てることも魅力です。ISOFIXにも対応しています。
- 商品名:Joie(ジョイー) Arc360°(アーク360°) ツートーンブラック
- Amazon:商品ページ
チャイルドシートの人気メーカーその3 定番で安定のブランド、コンビ
チャイルドシートのメーカーとして、人気第1位に輝いたのが日本の育児用品メーカーとしても有名な「コンビ」です。
赤など人気色もあるチャイルドシートのコンビ
コンビはベビーカーや抱っこ紐、チャイルドシートのほか離乳食用品やトイレトレーニング用品など、展開している育児用品の幅広さが特徴です。
チャイルドシートの種類も多く、新生児から学童期まで対応している機種までそろっています。
赤などの人気色もあり、カラーバリエーションが豊富です。
いずれのチャイルドシートも人気が高く、チャイルドシートの人気ランキングでは、コンビ製のチャイルドシートが複数ランクインすることも珍しくありません。
コンビで人気のチャイルドシート「ウィゴー エッグショック LG スタンダードタイプ(コンビ)」
コンビのチャイルドシートで人気なのが「ウィゴー エッグショック LG」です。
0カ月から48カ月(4歳)ごろまで長く使える事に加えて、赤やブラウンなどのカラーバリエーションがあります。
生まれたての赤ちゃんの頭を守る「エッグショック」に加えて、衝突時、窓ガラスの破損などからチャイルドシートに座っている赤ちゃんや子どもを守る「サイドプロテクションα」も搭載した安全性の高さもあります。
通気性のよいエアスルーシートや広め設計のワイドシートなど、赤ちゃんや子どもが快適に座れる工夫があるほか、シートを洗うこともできます。
- 商品名:コンビ ウィゴー エッグショック LG
- Amazon:商品ページ
チャイルドシートには設置義務がある
チャイルドシートは「道路交通法第71条の3第3項」により、法律上子どもを車に乗せるときに設置することが義務づけられています。
チャイルドシートの設置義務対象となるのは、6歳未満の子どもを車に乗せる場合です。
もしも、チャイルドシートを設置せずに6歳未満の子どもを車に乗せた場合は道路交通法違反となり、罰則として違反点数1点がつけられます。
チャイルドシートを設置しないとなぜ違反となるかは、チャイルドシートが道路交通法によって幼児用補助装置と位置づけられているからです。大人が車に乗る場合は、万が一の事故から身を守るためにシートベルトの着用が義務付けられています。
ところが、6歳未満の赤ちゃんや子どもは大人と体の大きさが違うため、シートベルトを着用しても正常に機能しません。そのため、シートベルトに代わる安全のための補助装置として、チャイルドシートが必要となるのです。
ただ、子どもの体型は発育とともに変化していきます。安全のための補助装置としてチャイルドシートを正常に機能させるには、子どもの成長に合わせてチャイルドシートの形状や設置位置、大きさなどを変えていくことが必要です。
なお、病気やケガでチャイルドシートに座れないなどやむを得ない事情でチャイルドシートを使用できない場合には、必ずしもチャイルドシートを使用しなくてもよいことも道路交通法によって規定されています。
人気のチャイルドシートをチェックして、自分の車にあったものを
チャイルドシートの必要性に加えて、上手な選び方や人気メーカーと商品を、ランキング形式で紹介しました。
車に赤ちゃんや子どもを乗せる際、義務化されているチャイルドシートは、成長に合わせたものを設置しないと安全性が発揮されません。長く使えるものやISOFIXなど、安い価格でおさえたり、便利に使えたりする商品を選びましょう。
初めてのチャイルドシート選びにも、人気メーカーや商品をぜひチェックしてください。
納得のチャイルドシートで、赤ちゃんや子どもとのドライブや車でのお出かけを楽しみましょう。