赤ちゃんが飛行機のポーズをするのはなぜ?何か理由があるの?

赤ちゃんがうつ伏せの状態から、手と足を離して飛行機のポーズをする時がありますね。ご機嫌でやっているのを見ると、とっても可愛いですね!

なぜこのようなポーズをとるのか?意味があるの?と思うかもしれません。飛行機のポーズをする赤ちゃんの時期などについてご紹介します。

飛行機のポーズって?いつ頃から?

赤ちゃんの飛行機のポーズは、お腹を軸にして手と足を床から離してバランスをとる姿勢です。このポーズは、寝返りをしてハイハイをする前あたりの赤ちゃんがする場合が多いです。時期で言うと、だいたい生後5~6ヶ月頃です。やり始めるのが早い子や遅い子など個人差があります。

そして飛行機のポーズをやらない赤ちゃんもいるので、「うちの子は飛行機のポーズをやらない!」と焦らなくても大丈夫です。飛行機のポーズはとっても可愛くて、思わず写真を撮りたくなりますね。

教えてもいないのに、急に飛行機のポーズをやるようになって驚くママさんもいると思いますが、このポーズには実は良い効果があるんですよ。

飛行機のポーズにはどんな効果がある?

赤ちゃんは初めの頃ゴロンと寝た状態のままですが、腹筋がついてくると寝返りを始めます。腹筋がついてくるとバランスを取るために、背筋が発達してくるようになります。

赤ちゃんは初めのうちは、うつ伏せ状態で手をつかって頭を支えていますよね。そして次第に手と足を浮かせてバランスをとり、飛行機のポーズとなります。両足を持ち上げるということは、骨盤の筋力が発達し、腕を離してバタバタと動かしているということは、胸部の筋力も発達している事になります。

両手両足を浮かせることによって、背筋も鍛えることになり、体中の筋肉を鍛えていることになります。フニャフニャの赤ちゃんだったのに、あっという間にすごい成長をしているんですね。

赤ちゃんが飛行機のポーズを始める理由は?

ではどうして赤ちゃんは飛行機のポーズを始めるのでしょうか?飛行機のポーズは、早い子だとだいたい4ヶ月頃からやり始めます。赤ちゃんの体は、その頃から伸ばす筋肉が優勢になり、このようなポーズを起こします。

4ヶ月頃までは、赤ちゃんは体を曲げる筋肉が優勢なので、体を丸めている事が多いですね。5ヶ月頃は体を曲げる筋肉よりも、伸ばす筋肉が優勢になります。7ヶ月頃になると、体を曲げる筋肉が強くなってくるので、飛行機のポーズは減っていきます。つまり、飛行機のポーズは期間限定なのです。

ですが、そもそも飛行機のポーズをしない子もいますが、発達が遅いとかそんな事はありません。心配しなくて大丈夫です。

ブリッジをする子もいる

仰向けの状態で、背中を浮かせて頭と足だけでブリッジする姿を見たことはありませんか?大人がやろうと思うと、なかなかしんどい態勢ですよね。これも飛行機のポーズと同じく、だいたい5ヶ月頃から始まります。

成長の過程として、筋肉が発達し、背筋が強くなってきた為ブリッジをします。首に負担はかからないのか心配になりますが、赤ちゃんは体が柔らかいうえに、長時間ブリッジでいる事は少ないと思いますので、そこまで心配することはありません。

また大きくなってくると、ブリッジの状態で足をうまく使って移動する子もいます。頭が擦れるので、部分的にハゲてしまったりしますが、足の筋肉が発達した証拠なので見守ってあげてください。

成長の過程のひとつ

赤ちゃんがいつもと違う事をすると、心配になってしまうのはとてもわかります。赤ちゃんは思っているよりも強いです。体が柔らかいからこそ、色んなポーズを見せてくれます。

今しかない期間限定の行動なので、楽しんみながら見守ってあげてくださいね。