自分の子供と他人の子供を比べたり、兄弟同士で比べたりしていませんか?自分の子供を比較して育てていくということは、不幸にする原因になります。
子供を比較せずにオンリーワンを大切にする子育てをするための考え方についてご紹介します。
子供を比較することで及ぼす影響
子供を比較しながら育てることで及ぼす影響は、子供がネガティブに育ってしまうということです。子供はそれぞれ人格が違います。得意な事も苦手な事も全く違います。そこで比べてしまうと、子供にはいい影響はありません。
親が比較している、ということが子供に伝われば、子供は親の思うようにしか考えないようになります。親の物差しが子供の物差しになるのです。
親の物差しが本当に当たっていると思いますか?もしかしたら全く間違っていて、自分の子供はすごい人だったりするかもしれません。子供にとって、そういったはかりがあると、いろいろな事の妨げになります。
子供にとって親が褒めてくれることが1番嬉しい事ですから、比較された子供は、どうしても親の顔色をうかがうようになってしまいます。
比較されて育った子供はどうなる?
比較されて育っていった子供は、将来的に自分に自信がなくなってしまいます。それは、小さい頃から比較されたことが原因になります。自分は親の物差しで測れないとわかれば、子供は自分のことをよりマイナスに考えるようになります。
さらに親に比較されて育った子供は、自分で何かを決めるということが本当に苦手になります。今まで親の物差しで生きてきたからこそ、いざ1人で生きていこうとして頑張る理由がわからなくなってしまいます。
こういった家庭で育っている子供は、どうしても他人に依存しやすくなります。親との関係が疎遠になってくると、また頑張る糧になる何かを必要とします。
そしてまたそこで他人のはかりに沿って生きていくことになるのです。他人のために一生懸命になれるのは良い事ですが、これは少し違います。自分では何もできずに、周りに利用されてしまう人間になってしまうことがあるからです。
比較して育ててきた子供は、自分が親になっても子供を比較して育てるようになります。こうした比較は悪循環に悪循環を呼ぶことになるので、無限の不幸ループに巻き込まれることになるのです。
子供を比較しないで生きるために
子供を比較せずに幸せに育てていく方法は、子供の個性に目を向けるということです。どうしても比較ばかりしてしまう親は、子供の悪い部分にばかり目が行ってしまう傾向があります。
そして、成績などの目に見える功績しか興味を持たなくなりがちです。しかしそれは個性とは違いますよね。子供の悪い部分ではなく、いい面に目を向けてみましょう。
子供が何かできないことがあっても、他のことで褒めてあげるようにしましょう。子供のいい部分をたくさん見つけてあげましょう。そして、それを子供に直接伝えてあげるようにしましょう。そうすることで子供は自分に自信をつけることができます。
兄弟の比較もしてしまいがちですが、同じ家で育っても、全く別の人格だということを理解しましょう。自分の家で育ったからといって、そっくりな性格になるわけではないのです。
人と違うことを欠点ではなく、個性としてプラスにとらえてあげるようにしましょう。
比べることは不幸になる
子供を比較して育てるということについてご紹介しました。子供の悪い部分ばかり目が行ってしまうかもしれませんが、子供のいい部分をたくさん見つける努力をしましょう。
そして、それをこどもにしっかりと伝えて、自分に自信のある人間に育っていけるように親が努力していきましょう。