小さな子供たちが遊んでいる様子を見ていると、隅っこで友達の輪に入れずにぽつんと一人でいるような子供っていませんか?
必ずしも子供は友達とわいわい遊ぶべきだというわけではないし、一人でも楽しく遊んでいるのならそれでもいいけれど、親という視点で見れば子供のそんな様子は心配になってしまうものです。
自分の子供が友達の輪に入っていけない様子を見てしまったら…。そんな時にはこう働きかけてみましょう!人と関わらないで生きていくことはできませんから、友達と遊べるようになることはこれから人の中で生きていくためにも重要なことです。
一緒に遊ぼう
一人で遊ぶことが多い子供は、そもそも人と一緒に遊ぶものだという認識を持っていないということが多く見られます。そこで、まずは「一緒に遊ぼう」と声掛けをして、他の子供と遊ぶことを促してみましょう。
他の子供に近づくことができれば、一緒に遊ぶまではもう少しです。近くにいることで、自然と人と関わって遊べるようになるでしょう。
まずは、人と一緒に遊ぼうとこちらから働きかけてみると、人と一緒に遊ぶのだということを子供が覚え、そこから人と一緒に遊べるようになりますよ。まずは親が誘ってみましょう。
見守る
友達と遊ばず一人でいる様子を見ると、とても心配な気持ちになってしまい、親として何かできることはないかと思ってしまいます。しかし、子供は一人でも平気だから一人でいるということが多いのです。
何か集団でしなくてはいけないことにもなじめないというのでなければ、心配な気持ちをぐっと抑え見守りましょう。
子供自身が友達が欲しいという気持ちがあって悩んでいるというのでなければ、親にできることは見守るということしかありません。普段と同じ環境を作ってあげ、子供が落ち着いて過ごせるようにしてあげましょう。
指摘しない
「お友達とどうして一緒に遊ばないの?」「誰とも一緒にあそんでなかったね」こういった声をついかけてしまいそうになりますが、これはやめておきましょう。
友達の輪に入れていないことを指摘してしまうと、子供がそのことを気に病むようになってしまうことがあるのです。自然に任せておけば、そのうち友達と遊ぶようになるはずの子供だったのに、気にしてしまい上手く友達の輪に入っていけないようになってしまうこともあります。
子供が友達の輪に入れていないところを目撃したとしても、それを指摘するのはやめておきましょう。もしそのことで悩んでいる場合には、悩みを打ち上けやすい環境を作り子供を支えましょう。
放っておく
子供の人間関係は気になってしまいますが、基本的には放置するのがよいでしょう。子供の人間関係は子供自身の問題です。
子供自身で切り拓いていかなくてはどうしようもないのです。考えて見て下さい。友達は誰かになれと言われてなるものではなく、自分自身で作るものです。親が友達を作ってあげるということはできることではないのです。
親にできることは、子供から求められたときの助言や、安心して過ごせる家庭づくりです。子供が安心して帰ってこれる家庭を作ることで、子供の人間関係をサポートしていきましょう。
友達の輪
友達の輪に入らないというのは悪いことではありません。人にはさまざまな個性があり、現代は特に多様性が認められる世の中です。なので、友達の輪に入らずに一人で過ごしていることも素晴らしいことです。
親としては心配になってしまいますが、基本的には何もできることはないと考え、普段通りに接して子供の自主性に任せましょう。
親として子供にしてあげられるのは、美味しいご飯を作って話し相手になってあげることです。居心地のいい家庭を作ることで子供の支えになってあげましょう。