ふざけ過ぎる子供の心理と効果的な対処法とは?

幼稚園、小学校などの子供の中には、クラスに一人はふざけ過ぎる子供はいますよね。怒られても落ち込むことなくふざけ続ける子供にはいったいどんな心理が隠れているのでしょうか。

ここではふざけ過ぎる子供に手を焼いているお母さんのために、そんな子供に隠された心理と効果的な対処法をご紹介致します。子育ての役に立つ情報をご提供致しますので、是非今後の参考にしてみてください。

寂しい気持ちからくる子供の切ない心境とは?

ふざけ過ぎる子供は一見明るく逞しい印象を受けますよね。しかし、実はその明るさは寂しさの裏返しという可能性があります。

子供は寂しさを感じる環境にいると、自分を認めて欲しいという無意識の心理が働き、注目されるためにわざと人目につくような行動をとる傾向にあります。特に注目してほしいと思う相手はもちろんお母さんです。

お母さんを困らせるようなふざけ方をする子供には、もっと自分を見てほしいという思いが隠れている場合が考えられます。

共働きやネット社会の影響で家族と過ごす時間や過ごし方に変化がみられる現代だからこそ、子供のちょっとした変化にも気付いてあげることが非常に重要と言えます。

自己防衛のためにふざけることも

いつもヘラヘラしている子供は、実は自分の気持ちを落ち着かせるためにそうしている場合もあります。

周りを気にせず泣くことができる年齢の子供にはそうした心理は考え難いですが、小学生を過ぎるとだいたいの子供にはプライドが芽生えます。そのため、悲しいことや嫌なことがあった時にふざけることで精神の安定を図っていることが考えられます。

ただヘラヘラしている印象が強い子供は、実は内面は非常に繊細という可能性が高いのです。

ふざける子供に悪影響を及ぼす親の対応とは?

ふざける子供への親の対応で最も悪い影響が考えられるのは、頭ごなしに怒ることです。

自分を理解して欲しいという気持ちからふざける子供にとって、頭ごなしに怒られることでさらに親に理解されていないと認識してしまいます。

そのため怒ることは逆効果と言えます。ふざけることをやめないどころか、さらにふざけるようになる可能性も考えられます。

注目されたいという気持ちからふざけている場合も同様、怒られることでその時だけは自分を注目してくれるという思惑が生まれ、さらにふざけるという結果になりかねません。

ふざける子供への効果的な対処法とは?

ふざける子供への親の効果的な対処法としては、普段からしっかり話を聞いてあげることです。伝えたいことがあるのに親に聞いてもらえず、理解してもらえないことは子供にとって辛いことです。

子供が感じている不満などを聞いてあげること、そしてそこから生まれる会話は成長に必要不可欠と言っても過言ではありません。

子供が最近ふざけすぎてるな、と感じたら、親子の会話が充分と言えるほど足りているかを今一度振り返ってみることをおすすめします。

子供は親に受け入れられることで幸福な気持ちになります!

小学生の子供は徐々に生意気になっていく時期ではありますが、内心は親に甘えたい気持ちや頼りたい気持ちでいっぱいなはず。

素直になれない子供ほど寂しい気持ちを抱きやすいので、そんな性格の子供には親が積極的にスキンシップを求めると寂しさは緩和されます。

親に理解され、受け入れられることで子供は幸福な気持ちになり、親子の信頼関係を深めていくことに繋がります。学校や習い事などで一緒に過ごす時間が限られてくる頃でもあるので、寂しさを堪えている子供も多いことが考えられます。

そのため、子供がふざけすぎないためにも、一緒に過ごす時間をより質のいいものにすることが大事なのではないでしょうか。