共働きが多い現代ですが、自分の体調や家庭環境、住んでいる場所など様々な要因で働けずに過ごしている方も多いと思います。かくいう筆者もその一人で、下の子が2歳を迎える直前まで完全専業主婦でした。
だからといって家庭の経済状況に余裕があるわけではなく、働けるものなら働きたい…と思いつつ実行できずにいました。そんな中、在宅ワークの存在を知りました。今回は私が実際に体験した在宅ワークについて紹介していきます。
時間の確保が難しい
家にいながらお仕事ができるのか!と、とにかくすぐに利用することにしました。幸い数年ではありますが、事務経験もありましたので、データ入力などのお仕事を受注することになりました。
当初の予定では子供たちが寝付く夜の21時から0時ごろまで作業するつもりでいたのですが、実際に始めてみると21時にスタートすること自体難しい。子供のその日のお昼寝具合や体調によって、うまくはかどる日もあったのですが、そうでない日が圧倒的に多かったです。
特に我が家の場合、夫が忙しく育児に関しては誰も頼れない状況なので、うまく回せなかった時間をすべて自分の睡眠時間で補う必要がありました。
メリハリを付けづらい…一念発起
在宅ワーク=個人事業主なので、受注し続けなければ収入になりません。とにかく自分の生活と地続きになっているため、家事の合間に仕事、仕事の合間に家事、と気が付けばぎちぎちの生活になっていました。
子供たちにもあまりかまってあげられず、すごく使い方の下手な時間の過ごし方をしていました。せっかく在宅ワークを選択したのに、これでは本末転倒だと生活スタイルを見直すことにしました。
生活リズムを作る
まずお仕事の時間を、子供たちの昼寝、夜の睡眠時間に収まるような仕事量に調整することから始めました。どうしても間に合わないときだけ、上の子が幼稚園に行っている、かつ下の子が一人遊びしている時間に作業するようにしました。収入面では目減りしましたが、精神的にはかなり楽になりました。
また下ごしらえなどでご飯を作る時間を短縮し、家事も手抜きするようにしました。その分を子供と公園などで遊ぶ時間に充てることで、子供たちの夜の睡眠を早く・しっかり取れるようにしました。
ただ自分も疲れるので、子供と一緒に寝落ちしてしまうこともかなりあります…(笑)その場合は早起きして、早朝作業に切り替えるようにしました。
在宅ワーク、やってみたメリット
実際やってみて感じたメリットとしては、やはり通勤がないこと。未就園児がいても、すぐにお仕事に取り掛かることができるのは、在宅ワークならではです。
行事があるときはもちろん、病気などの緊急事態のときでも、スケジュール調整が比較的しやすく、納期さえ守れば自分の都合で時間の割り振りができるのも魅力です。誰かに迷惑をかけることもありません。
あくまで私の体験談ですが、お仕事の受注量も、事前に相談に乗ってくれるクライアントさんが多いので、希望によって調整できることがあります。
いち早く自分の作業できる量や時間の目安を理解し、ある程度納期まで余力を残すようなペース配分にすると、緊急時にも慌てず作業ができるようになります。
いろんな状況の人でも利用しやすい在宅ワーク
初めて数ヶ月、まだまだひよっこの筆者で、うまく時間管理できないこともたくさんあります。収入面でもまだまだですが、それでも今の状況でお仕事ができるのはありがたいことだと感じています。
在宅ワークを行う上での目的や作業時間も、人によって様々です。資格や経験を活かし、お子さんを保育園に預けながらフルタイムばりに働く方もいれば、私のように専業主婦で少しでもお金を稼ぎたい人の足掛かりにもなります。
職種や作業内容も多種多様に取り揃えられているので、自分に向いたお仕事が何か見つかるかもしれません。在宅ワークを行う上での注意点などをしっかりと理解した上で、自分に合った在宅ワークライフが送れるといいですね。