雨の日やお家遊びの王道として、工作があげられますよね。子供の興味を持つか、注意をきちんと聞けるかなど、子供の性格にもよりますが、早ければ2歳半ごろから練習を始める家庭もあると思います。
実際我が家でも、娘が2歳半ごろからはさみを持たせました。今回は、娘が我が家で実践したはさみの練習方法をご紹介します。
最初はひたすら切る練習
まずは子供用のはさみを準備します。今は100均から文房具専門店まで、多種多様な子供はさみがあるので、お子さんに合った使いやすいものを選ばれるとよいでしょう。最初は安全面でもしっかりとした作りのものを選ぶと安心です。
はさみが用意できたら持ち方の指導から始めます。我が家ではわにさんのおててと名前をつけて、はさみの穴の位置と指をどこに入れるかを説明しました。
寝かすのではなく立てて切るよう伝え、あとはひたすら紙を切らせていました。チラシや新聞紙、書き散らかして放置されたぐちゃぐちゃの紙など、あるもので利用していました。
慣れてきたら線に沿って切ってみよう
切ること自体に慣れてきたら、次は直線に沿って切る練習です。ちょうど雑誌の付録や、通信教材の付録ではさみを使う工作ブックがあったので、今度はそれで練習しました。
赤い線に沿って真っすぐ切ると、長方形のピースになっており、パズルのように絵に当てはめるというものです。かわいいイラストが書いてあり、切ったあとに貼る楽しみもあるので、子供の練習意欲もそそるようでした。
次は曲線にも挑戦!
3歳ごろになると、直線はほとんど完璧に切れるようになっていました。次の段階でかなり重宝したのが、インターネットの練習用プリントです。検索すると、子供がはさみの練習で使えるようなイラストがたくさん出てくるので、それをプリントアウトして渡していました。家にプリンターがあればおすすめなのでぜひ。
基本的な線の練習や、ジグザグの線、季節のテーマに沿ったイラスト、お弁当のイラストなど、子供の好きそうなイラストが描かれているので興味を持ちやすいです。バリエーションが豊富なので、お子さんの好みに合わせて選ぶこともできますよ。
もしプリンターがないのであれば、市販品でも同じように練習イラストをまとめた冊子が売っているので、一冊買ってみるのもいいでしょう。
はさみを使うときのお約束
はさみといっても刃物には違いありません。子供用のはさみで安全面でも安心。とはいえ、使うときの注意やお約束はしっかりと決めておきたいですよね。
人に向けないのはもちろん、立ったまま作業しない、持ち歩かない、紙以外のもの(服や髪の毛など)を切らないなど、最初にしっかりとお話しておくことも必要です。
まだ小さいのですぐに全部を理解するのは難しいと思いますが、練習を繰り返すのと同時に、これらのお約束も何度も何度も確認して身に着けていけるとよいですね。
幼稚園や保育園でも使う機会のあるはさみ。もしお友達にけがをさせるようなことがあれば大変です。始めのうちにはさみを使うときの危険を教えるのも大切なことだと思います。慣れないうちは必ず大人が付き添い、上達するまで見守ってあげましょう。
はさみを使って楽しく過ごそう
現在4歳の娘は、かなり上達して作業ができるようになりました。まだまだ完ぺきには程遠く、難しい時には私に頼ることもありますが、線に沿っていろんな形を切ることができるようになっています。
休みの日には自分ではさみを使い、いろいろなものを作っては創作意欲を爆発させています(笑)2歳の下の子が触れないよう、置く場所にも気を付けて使っているようです。
使い方さえきちんと守れば、創作の可能性を広げてくれるものなので、子供と一緒に楽しく身に着けられるとよいですね。