子供の反抗期は主に2歳頃から始まるイヤイヤ期と、中学生になってから始まる第二反抗期が知られています。しかし、そのちょうど中間に起こる中間反抗期という存在が最近話題を集めています。
中間反抗期とはいったいどの時期に多くみられ、どのような特徴があるのでしょうか。ここではそんな中間反抗期が起こる時期とその特徴、効果的な対処法をご紹介します。
中間反抗期が起こる時期とは?
中間反抗期はイヤイヤ期と第二反抗期の中間である小学2年生の頃に起こると言われています。この時期は子供にとってまだまだお母さんに甘えたい時期なのですが、自発性が芽生えてくる時期でもあります。
そのため、小さい頃と違い自分の意見を親にぶつけるようになることから、親としては口答えをしているように捉えることに繋がります。
しかしこの時期に親に口答えが出来ず、思ったこと、感じたことを伝えることが出来なければその後の成長に影響を及ぼすことも考えられます。
それを踏まえ、第二反抗期の口答えは親子の信頼関係が築けている証拠でもあるので、口答えをしたからと言って親の言いなりにさせるようなしつけは避けるべきと言えます。
中間反抗期の主な特徴とは?
中間反抗期には男女によって異なる特徴があります。男の子はお母さんに対して口答えをしたり、反抗的な態度を取る一方お父さんには普通に接するケースが多い傾向にあります。
その反対に女の子はお父さんを嫌がったり、会話が極端に減ったりする傾向にあります。親としては非常に悲しいことであり、悩んでしまう方も多いのですが、子供の成長過程でもあるので過剰に反応せず暖かく見守ってあげることが最善なのではないでしょうか。
甘えからくる暴力的な行動
中間反抗期の子供に多くみられる特徴として、親に対して暴力的になるということがあります。特に弟や妹がいる子供の場合、母親に甘えたいという気持ちを素直に表現できず、母親の注意を引くために物にあたったりすることがあります。
小学校低学年の子供の場合甘えたい気持ちを恥ずかしいことだと思い、自分の中で戦っている場合もあるのでそれほど心配する必要はないと言えます。
しかし、高学年になってからも暴力的な行動をとる場合には何かしらのストレスを抱えていることが考えられるので家庭での対処が必要になります。
中間反抗期の子供への対処法とは?
小学校での生活に慣れてくると、子供は集団生活を学ぶことで自立心が芽生え、精神面が急激に成長します。
それまでは家族と過ごし、家族に守られている環境が当たり前だったのに、集団生活が始まるとそれなりに厳しい場面にも直面しますし、忍耐も必要とされます。
そうしたことから自分の意見や思考を持つことで子供は強くたくましく育つのです。
この時期の家庭での口答えは全て子供の精神面での成長と言えるので、しっかりと意見を聞いた上で善悪を教えることが重要なのではないでしょうか。
必要以上に叱りつけたり、子供の意見を全て口答えと捉えきちんと話を聞いてあげないなどという行動は、子供を更に反抗的にさせてしまう結果となるので注意しましょう。
子供の甘えたい気持ちを察し、スキンシップをとる時間を作ってあげましょう
中間反抗期の子供は、まだまだ甘えたい時期の真っ只中にいます。それを素直に伝えられないことで、どこか寂しい気持ちを抱いていることから反抗的になっている場合も考えられます。
そのため、中間反抗期の子供の反抗的な態度は真に受けず、その裏に隠された子供の部分をしっかりと見極めることが大事。
中間反抗期の対処法としては、子供との会話や肌でのスキンシップで、一緒にいる時間に質のいい愛情を注いであげることにあるのではないでしょうか。