子供がどうしてもやらなきゃいけないことをやり始めないとき、物で釣ったような経験はありますか?子供を育てる上で、子供にご褒美をあげるという選択肢はありなのでしょうか?
子供にご褒美をあげる場合、どんな時にどんなものを、そしてどう活用していけばいいのかまとめてみました。
子供にご褒美をあげるのはあり?
子供がどうしても言うことを聞かない時は、何かを買ってあげるからとご褒美を作ることで、子供達にどのような影響をもたらすのでしょうか?
まず、子供のやる気が上がっていきます。自分が欲しいと思っていたものなら、尚更モチベーションアップにつながっていきます。
しかし、反対にご褒美がもらえるということが当たり前になってしまって、効果が薄れたり過度に期待させたりしてしまう可能性があります。
例えば、注射を我慢することでご褒美をあげていたとしたら、注射=ご褒美に結び付きます。おかし1つ程度ならいいですが、毎回おもちゃを買い与えていたら、1度でもご褒美を上げなくなったら不満を募らせることになります。
ご褒美というのは、自分が頑張ったということを実感するために与えるものです。達成感ではなくご褒美の有無にばかり気を取られてしまう可能性があるので、ご褒美を与えるタイミングや物は真剣に選んだ方が良いでしょう。
どんな時にご褒美をあげるべき?
ご褒美は一体どんな時にあげるべきなのでしょうか?それは、子供が頑張っていると思った時にあげると良いでしょう。ここで注意すべきなのが、何かを達成した時にだけあげるというのはやめた方がいいということです。
どうしてもテストで○点取ったら、マラソンで○位取ったら、などという結果にこだわってご褒美を上げてしまうことがあります。
これはモチベーションを上げるという意味では良いですが、もしそれが達成できなかったら…というプレッシャーや、できなかった自分はダメな子なんだ…というように、マイナスにとらえてしまう可能性があるからです。
褒めるのであれば、本番ではなく練習を褒めるようにしましょう。もちろん本番で素晴らしい成果を出すことができたなら褒めてあげるべきです。しかし、子供のやる気をアップさせるには、練習を頑張った時にご褒美を上げた方が効果的なのです。
算数の宿題を間違わないでできた、普段よりも1秒足が速くなった、など小さなことでもいいのでできるようになったことに対して褒めてあげる方が、モチベ―ションは上がるのです。
本当に些細な事でもかまわないので、子供のやる気アップのためにご褒美を上げてみると良いでしょう。
どんなご褒美をあげるべき?
ご褒美は、有効に活用することで子供のモチベーションを大幅にアップすることができます。では、ご褒美には一体どんなものをあげたらいいのでしょうか?ここで注意すべきことは、頻繁に大きなご褒美をあげないということです。
何かを達成するたびにおもちゃをあげていては、もらえることが当たり前になっていきます。頑張るたびに少しだけほっこりするようなものをあげると良いでしょう。たとえば、シールやスタンプ、子供をギューッと抱きしめてあげるなどです。
大切な事は、小さなことでも子供にとってご褒美だということを認識させるということです。良いことをした時にだけもらえるということは、子供にとっても特別に感じます。
その感情を利用することで、ご褒美慣れしない、素敵な活用方法になりますよ。
ご褒美を有効活用してみて
子供にあげるご褒美について紹介してきました。なんとなくご褒美というと立派な物を上げなくてはいけないというように思っているかもしれませんが、小さなことでも構わないのです。
そして、いいことをしたらご褒美をあげるという習慣をつけることによって積極的に色々な事をこなす子供にそだてることができますよ。