兄弟姉妹が仲良く遊ぶ姿は微笑ましく、親としてはとても嬉しいものです。我が家の息子娘も兄妹でよく遊び、ママ友にも「兄妹仲良いよね!どうしたらこんな風に育つの?」と言われます。
そんな仲良し兄妹をどのようにして育ててきたのか、私の経験談をお話しします。
上の子に、妊娠中~赤ちゃんの時のことを話す
我が家の場合、娘が産まれたとき息子は2歳でしたが、妊娠中から「あなたもお母さんのおなかの中にいたのよ」「あなたもこんなに小さかったのよ」と、自分も同じように産まれ、育ってきたということを伝えるようにしました。
それと同時に、「赤ちゃんが産まれてきてうれしいね」「可愛い可愛いあなたの大事な妹だよ」と、ポジティブな言葉をかけることで、自分も妹も同じくこの家の大事な家族なんだという認識ができるよう意識しました。
上の子に下の子の世話を手伝ってもらう
下の子が生まれてすぐの頃から、簡単なことを手伝ってもらうようにしました。おむつ交換のときにおむつを持ってきてもらうとか、お着替えの時にボタンを留めてもらうとか、小さなことでしたが、息子は一生懸命手伝ってくれました。
下の子のお世話を手伝ってもらうことで、あなたを頼りにしているよということを伝え、「僕もお父さんお母さんと一緒に妹を育てている」と思ってもらいたかったからです。
今でも息子は妹の世話を良くしてくれ、すっかり私も頼りにする存在になっています。娘も自然と、困ったらお兄ちゃんに助けを求めるようになっていて、「鼻水出たーお兄ちゃん拭いてー」なんてこともあります。
それを嫌な顔一つせず息子が拭いてあげている姿を見て、我が子ながらとても良い関係を築けているなと感じています。
下の子を褒めるときは、上の子と、そして上の子も
娘が何か褒められることをしたとき、息子にもそれをおしえて一緒に褒めるようにしています。そうすると、娘は「お兄ちゃんに褒められた!嬉しい!」となり、息子には、親と自分が協力して育ててきた妹の成長を、感じてもらうことができるというわけです。
時には息子自ら妹のした「良いこと」を私に報告しにくることもあります。また、もちろん下の子を褒めるのですが、同時に上の子も褒めるようにもしています。
直接褒めるというよりは、下の子に話しかけるように「お兄ちゃんを見ていたからできたんだよね」といった具合でさりげなく言うようにしています。そうすると、上の子はもっとしっかりして妹の手本になろうと思いますし、下の子は、お兄ちゃんてすごいんだと、尊敬の念を抱くようになります。
なんでも一緒にやらせる
家で一緒に過ごしているとき、とにかく兄妹一緒にいろんなことをやらせるようにしています。
年齢が違うので、ハサミやのりを使うなど下の子にはまだ早いかなと思うこともありますが、そこは私が手伝ったり上の子にやってあげてと頼んだりして、とにかく楽しいと思えることを一緒にやらせることを大切にしています。
共通の楽しい思い出があることで、一緒にいると楽しい!という気持ちにつながっていくと思うからです。
今はお互いに「~して遊ぼう!」と声をかけ、二人にしかわからない独自の遊びを編み出して遊んでいて、親は入っていけないことがあるくらいです(笑)
大人になっても支え合える存在に
以上私の「仲良し兄妹の育て方」をご紹介しました。あくまでも私の方法で、これらが仲良しになった要因の全てではないと思いますが、参考になればうれしいです。
兄弟姉妹は人生において、長く、そして互いに深く関わっていく存在です。成長してからもずっと仲良く、尊敬し支え合える関係であって欲しいと思います。