出産後に最初に起こり得る夫婦の危機として産後クライシスが挙げられます。実際に産後クライシスになってしまうと、結婚して2年たたないうちに離婚してしまう可能性も高くなります。
産後クライシスで離婚しないためにも、夫婦でどのようにして乗り越えればいいのか、産後クライシスの対処法について紹介していきます。
子供を産んだ後に起こる産後クライシスとは?
子供を産んだ後に、最初に起こりうる夫婦の危機が産後クライシスといわれています。産後クライシスとは、簡単にいうと妻が夫に対しての愛情が減るという現象のことを言います。出産前は大好きだった夫でも、出産後には全く愛情が湧いてこなくなってしまうことも考えられます。
産後クライシスになってしまう主な原因は、妻の心の余裕のなさと夫の育児への協力性のなさです。妻は子供を出産してから自分の時間を持てずに忙しい時間を過ごしています。しかし、そんな中で育児に協力してくれない夫の姿を見てしまうと、愛情が少なくなってしまうということです。
夫は子供が生まれても今まで通り仕事にいって自由な時間を少しでも作ることができるというのに、自分は自分の好きなことをやる暇もなく育児に追われる毎日を過ごしている、という夫婦の差に嫌気がさしてしまいます。
産後クライシスになってしまうと、夫婦の仲がぎくしゃくしてしまいがちです。結果として子供が生まれてそれほど立っていないのにも関わらず離婚の話が出てきてしまうこともあります。
念願の赤ちゃんだったとしても、夫婦関係が冷めきってしまう可能性は大いにあります。
産後クライシスの乗り越え方1.正直な気持ちを話す
産後クライシスを夫婦で乗り越える方法の1つは、正直な気持ちを夫に話すということです。産後クライシスを乗り越えるためにはこれが最も大切です。産後クライシスになってしまうと、どうしても夫婦のコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
お互いに言いたいことを言えずにぎくしゃくしてしまうことになります。育児はどちらか片方がしなくてはいけないという決まりはありません。仕事をしていないのだから母親がやらなくてはいけないという決まりもありません。
だからこそ正直な気持ちを夫に話して、自分の気持ちをわかってもらうということはとても大切です。向き合って話すことで、きっとお互いに力になれることに気づくことができるはずです。
産後クライシスの乗り越え方2.両親に相談する
産後クライシスを夫婦で乗り越えるための方法の2つ目は、両親に相談するという方法です。産後クライシスは自分が頑張りすぎてしまっている可能性がとても高いです。自分に休養を与えて、冷静に考える時間を作るためにも育児の先輩である母親に助けを求めましょう。
本当に辛いなら、少し実家に帰って冷静になってみるという方法もありです。自分にとっても夫にとっても、これから先を考えるいいチャンスになるはずです。そして今まで1人で辛かった育児を少しだけ両親に手伝ってもらうことで精神的に楽になるはずです。
きっと両親は夫婦が離婚することは望んでいないはずなので、夫婦の関係がよくなるように力になってくれるはずです。
産後クライシスの乗り越え方3.育児を一緒に楽しむ
産後クライシスの乗り越え方の3つ目は、一緒に育児を楽しむということです。育児が大変だと感じる理由は、1人で先の見えない育児をしているからです。夫に本音を話して、育児が大変だと感じているということを伝えれば、きっと夫も考え方を変えてくれるはずです。
そこから、一緒に育児を楽しむようにすることで関係性は良い方向へと進んでいくはずです。自分でやった方が早い!と思わずに、手伝ってくれているということに感謝して、色々な事に挑戦してもらうことで、夫も育児に積極的になってくれるはずです。
産後クライシスで離婚危機にならないために
産後クライシスの乗り越え方について紹介してきました。産後クライシスは、誰にでも起こる可能性があります。
夫婦のコミュニケーションを忘れずに、育児を一緒に楽しんでいけるように、出産前から話し合っておいた方が良いでしょう。夫婦の仲が冷めきってしまう前に、対策を練ることをおすすめします。