頭が良い事と勉強ができることは同じ?どう違うの?

子供の頭が良い子になって欲しいと思う人と、勉強ができるようになって欲しいという人どちらもいますよね。実際にこの2つには違いがあるのでしょうか?

頭が良い事と勉強ができる人の違いが分かれば自分の子供に、どんな風に育ってほしいのかわかりますよね。頭が良い事と勉強ができることの違いについてご紹介します。

頭がいい子とはどういうこと?

頭が良いということは、実は学力とは違うことを指すといわれています。一般的に頭が良いといわれていることは、飲み込みが早かったり、頭で素早く考えられたりするような人のことを言います。

これは学力が関係しているわけではなく、頭の処理能力について差している場合です。勉強ができない人だとしても、こうして飲み込みが早くて素早く考えることができる人であれば、頭がいい人とだということになります。

様々な問題に対して合理的に考えることができる人が、頭がいい人だといわれています。頭がいい人に知識があるとは限らないので、頭がいいと勉強ができるというのは、全く別な意味になります。

頭がいい人は少ない知識の中でも、臨機応変に対応することができる人のことを言います。

勉強ができるというはどういうこと?

勉強ができる人というのは、学校の試験で高い点数が取れる人のことを言います。勉強ができるかどうかについては、学力で測ることができます。勉強ができるということは、頭が良いということと同じ使い方をされることがあります。

しかし、頭の回転が速いからといって全員勉強ができるというわけではないので、頭が良いと勉強ができるというのは、同じだというわけではありません。

勉強ができる人というのは、知識があるということです。知識があるからこそ、学校のテストで良い点数を取ることができます。

会社で欲しいのは勉強ではなく頭がいい人?

いい大学に入っていると、いい就職先に勤務することができますよね。しかし、勉強ができるからといって、みんながみんな仕事ができるとは言えませんよね。会社で欲しいといわれる人材は、勉強ができる人よりも頭が良い人です。

会社で求められるのは知識の豊富さよりも、臨機応変な対応です。自分の中の知識を絞り出して、あらゆる問題に対応することができる人こそ、会社としての即戦力になります。

学歴というのはあくまで目安であって、勉強ができるからといって頭の回転が速いとは言い切れません。

だからこそ、自分の子供の頭が良くなるようにと、テストでいい点を取ることだけに集中させて、応用問題に対応できないような子供になっては、意味がないということです。

いい就職先に入るために、子供に熱血教育をすることは構いませんが、子供のレールを親がしいてしまって、自分では何もできない子に育ってはいませんか?

親の言いなりで勉強をしてきた子供は、社会に入ると臨機応変な対応が苦手になってしまうことが多いです。

教科書の単語を暗記させるのではなく、子供に自分で考える力を身につけさせながら、どんなことにも対応できる能力も身につけさせてあげることが大切になってきます。

頭がいい子と勉強ができる子は違う

頭がいい事と勉強ができる事の違いについて紹介しました。勉強ができる子供に育てることと、頭がいい子に育てることというのは根本的に全く違います。

自分の子供をどうさせたいのか、それによっても違ってきますね。学歴というのはあくまで目安であり、本当に求められているのは頭がいい子です。

頭でっかちで何もできない子供にならないように、暗記重視の勉強以外にも、臨機応変に考える力を養っていきましょう。