大人が見ている世界と子どもたちが見ている世界は身長差があるのでもちろんですが、ベビーカーに乗っている子どもの目線もいつもとは違うものです。
ベビーカーで子どもを乗せたときの子どもの目線から街中の危険度をチェックしていきましょう。
歩行者とすれ違いの危険
ベビーカーに乗せている子どもの目線では歩行者とのすれ違いではどんな世界が見えていると思いますか?日よけにベビーカーのほろをおろしていると見えている世界はからり狭いものになってきますね。
ほろを上げている場合でも、地面から数十センチの世界で歩行者とすれ違うときはこんな危険があります。それは、歩行者が持っているかばんやタバコは丁度子どもの乗っている顔の部分に迫ってくるのです。
もちろんベビーカーに乗っている子どもはのけることが出来ないですよね。ベビーカーを押すママたちは怪我ややけどの危険を避けるためにも、周囲の状況には十分注意をしてあげてください。
車が急接近の危険
ベビーカーの使用をしているときは、たいていの人たちがベビーカーを引くのではなくて押す形で使用している人が多いのではないでしょうか?
通行中のベビーカーの位置はママよりも常に前ですよね。その際、横断歩道を渡るときや角を曲がるときは、ママよりも先にベビーカーに乗っている子どものほうが車に急接近してしまいます。
特に細い道路や見通しの悪い交差点では、ベビーカーに車が急接近することもあり、非常に危険ということを理解しておいてください。
角を曲がるときにはママが先に安全を確認してから曲がるような習慣をつけましょう。車に巻き込まれてしまったら、子どもだけでなく、ママ自身も大怪我をしてしまい大惨事になってしまいます。
道路の段差での危険
大人が車に乗っているときもがたがた道では、揺れを感じますよね?ベビーカーでは、子どもはもっと揺れを感じているものです。ちょっとした段でもベビーカーに乗っている子どもは周りから見ているとバウンドしている子を見かけることもあります。
子どもの目線では、段差にぐらつき視界もゆれているのですよ。更に、段差でつまずいてしまうと、ベビーカーは大きく揺れたり、傾いたりします。
振動や視界のゆれに子どもは、怖い思いをすることだってあります。ベルトの締め方が不十分ですと、子どもがベビーカーからずり落ちてしまう危険もあるのでベルトは、装着されすべてを緩めではなくしっかりとしめてあげてください。
自転車とのすれ違い時の危険
車だけではなく、自転車とのすれ違いも子どもの目線から見ると怖いものです。スピードを上げて後方部から追い越しされると、突然自転車が現れて子どもビックリしてしまいます。
そして、何より自転車は自動車と違い小回りが利くので、急に方向転換をしてくるので子どもの目線からは急接近してくるように感じます。
自転車のタイヤからベビーカーにぶつかってくる場合もあり、衝突したら大怪我になることも考えられます。危険を察知したら早めに安全な場所によけるか停止してあげてください。
子どもの目線を理解してあげよう
ベビーカーでは、人ごみのあるところでは、子どもが危険な目にあうことは多くなります。子どもの目線になって見る世界の人ごみは、怖いものです。ベルトをしているのでよけることも出来ませんよね。なるべくなら人ごみを避けるコースを探してみてください。
また、大人ではなんでもない道路も、数十センチメートル目線を下げてみると状況は一変します。子どもの目線を把握しておくことで危険なポイントを理解してあげ、事故や怪我にあわないように安全にベビーカーを使用してあげることが大切です。