自分の子育て方法が合っているかわからない…。話題の子育てコーチングとは?

親として、子供を育てるのは当たり前です。「子育て方法に正解はあるの?」というと、人それぞれ違うので、ありません。

自分の子育て方法は間違っていないのか、不安になることもあると思います。子育てコーチングで親と子の繋がりを改めて見直してみませんか?

そもそも子育てコーチングって何?

コーチと聞くと、なんだか命令されそうな感じがしますが、コーチングは違います。コーチのように答えを与えたり導いたりするのとは違い、コーチングは答えを自分で創りだすということです。

子供自身の中に答えが必ずあり、親は子供と横のつながりを感じ、自己肯定感の高い子供に育てるのが子育てコーチングです。

もともとはビジネスマンが部下の育成のために、コーチングのスキルを活かしコミュニケーションをとってきました。それにより部下は自分で考えて自分から動き、成長していきます。このコーチングが子育てにも使えると、いま注目されています。

まずは子供の話をよく聞いて

子育てコーチングは、何よりも聞くことが大事です。子供の話を聞いて「ダメでしょ!」とすぐ否定していませんか?子供の話を遮るのもNGです。自分の話を聞いてもらえない→自分に興味がない→心を閉じるということになってしまうかも。

子供の話に全開の好奇心を向けて話を聞くことが大切です。子供の話に毎回興味を持つのも大変かもしれません。そんな時は言葉を反すうしてみたり、子供の話すテンションなどを観察してみたりと、とにかく子供をよく見ながら話を聞く。

子供は「自分のことを認めて欲しい!」という欲求があってワガママになったりします。「ちゃんと話を聞いているよ」という意味をこめて、相槌をうつ姿を見せるのもいいですね。

「聞くこと」と「質問すること」

コーチングの基本は聞くことだけでなく、質問することも重要です。子供の話に対して「どうしてそう思うかな?」とか「どうしてそうしたいのかな?」と、質問してみてください。

「やるのやらないの、どっち?」とイエスかノーでしか答えられない質問はNGです。このような言い方だと威圧感がありますよね。

自分で自由に答えられる質問で、考える力を与えましょう。このような質問の仕方をオープンクエスチョンと言います。

子供は質問してくれたことで、思考力が身につき、考えることによってまた新しい答えを発見することもあります。オープンクエスチョンで子供の可能性を広げることができ、なおかつコミュニケーションもとれます。

「感謝すること」と「褒めること」

子供に「ありがとう」と伝えていますか?毎日の慌ただしさで、ついつい言うのを忘れてしまうかもしれません。「ありがとう」と伝えるだけで、子供はとても喜びます。

それは自分の存在を認められた!と自分に価値を見出すことができるからです。大人も感謝されると嬉しいですよね。

また、褒めることもとても大事です。「子供のやったことでわざわざ…」と思わずに、子供の努力する姿などを褒めてあげてください。

それにより、子供自身に価値を見出させて自己肯定感が高くなり、子供は自分だけでなく他人にも優しくなることが出来ていきます。

自主性の高い子供へ

子育ての基本は「焦らない・比べない・期待しない」。他の子供と比較して非難したり、手をあげたりするのは絶対やってはいけない事です。

子育てコーチングは子供の意思を尊重することが大切。親と横のつながりを持って、対等な関係だという意識を持たせ、子供の意思を尊重してやっと親との密接な関わりができていきます。

自分の子供でも、一人の人間として認めてあげることが第一歩です。親と子の関わりが良好であれば、子育てコーチングは成功しているはずです。改めて、自分と子供の関係性を見直してみるキッカケとなれば嬉しいです。