赤ちゃん連れで飛行機に乗るときは色々と準備が必要です。授乳・ミルクやおむつ替えの方法、耳抜き対策、暑い寒い、飽きた、眠い…などの赤ちゃんの機嫌とりなど…中でもママが一番気を遣うのが「赤ちゃんが泣き止まない」時の対処法ではないでしょうか。
飛行機の中に逃げ場はなく、ママは泣き止ませなければ…と焦ってしまいますね。子どもは泣くものですからこれといった正解があるわけではありませんが、今回は赤ちゃんが泣いてしまったときの対処法についてまとめてみます。
理想は飛行機の中で寝てくれること
一番よいのはフライト中にぐっすり寝てくれていることです。赤ちゃんのお昼寝の時間がだいたい決まっているのであればその時間に合わせて飛行機を予約しましょう。
搭乗ぎりぎりまで寝かさないことです。ロビーで多少ぐずっても、にぎやかな場所ですから機内で泣き続けられるよりはよいですし、ウロウロ歩き回って気を紛らわせることもできます。赤ちゃんが泣き疲れたころに授乳をして、搭乗後すぐに寝てくれれば予定通りです。
まずは生理的欲求を満たすこと
予定通り寝てくれれば一安心ですがなかなかそうはうまくいかない場合もあります。バッチリお昼寝してしまった後では寝かしつけることは難しいでしょうし、最初は機嫌がよくても途中から泣きだすこともあるでしょう。
あるいは短時間でお昼寝から覚めてしまい、まだ眠いから機嫌が悪くて泣いている…など、飛行機の中で泣いてしまうパターンです。3か月未満の赤ちゃんであれば、まずは生理的欲求を満たしてあげましょう。
できればフライト前に授乳・ミルク、おむつ替えは済ませておきたいものですが、お腹がすいていたりまだ眠いのであれば授乳、オシッコがたっぷり出ていてオムツがパンパンになっていたりうんちが出ている場合はオムツ替え、汗をかいているようなら一枚脱がす、逆にクーラーがききすぎているようであればブランケットをかけるなど、オモチャなどであやす前に確かめておきましょう。
目新しいオモチャなどを用意しておく
生理的欲求を満たしたと思える後でも泣いている場合は、気を紛らわせたりあやし続けるしかありません。CAさんに頼めばオモチャや絵本を借りることもできますし、子ども用のジュースなどももらえます。
月齢にもよりますが、まだ長く遊べないような子の場合、とにかくすぐ飽きてしまったり遊び方がわからない…ということもあるでしょう。そういう場合は使い慣れたオモチャだけでなく目新しいオモチャもあらかじめ用意しておきましょう。
はじめて見るものに興味を持ってくれればOKなので高いものではなく、百均で十分です。あるいはオモチャでなくてもよいでしょう。
筆者の娘の場合ですが、なぜか歯ブラシが大好きでしたから、子ども用の歯ブラシをかみ続けていた時期もあります。歯が生え始める時期で噛むことが楽しかったのかもしれません。
スマホやポータブルDVDでアニメを見せる
色々やっても時間が持たない場合、スマホの動画など画面を見せるのも効果的です。アンパンマンやわんわんなど、お気に入りのアニメなどがあるのであればポータブルDVDなども使えるアイテムになります。
まだ何もわからない赤ちゃんであっても、動く画面には見入ってしまいますから時間稼ぎにはなるでしょう。画面を見せて、飽きたらオモチャで遊ぶ…を繰り返しましょう。
幼児であれば、塗り絵や間違い探しの絵本、折り紙など遊べるオモチャを用意しておくと時間がもちます。
大切なのは周囲への気配り
赤ちゃんが泣き止まない時、気になるのは周囲の目ですね。全くの他人ですから、白い目で見られたり見ないふりをされることもあるでしょう。反面、温かい目で見てくれたり、中には「大変ね~」などと声をかけてくれてその場を助けてくれる人もいるでしょう。
飛行機は特に逃げ場がありませんから、数時間同じ空間を過ごす人に対しての気配りは重要です。あらかじめ「赤ちゃんがいるのでご迷惑をおかけしてしまうかもしれません」と声をかけておくと印象はぐっとよくなります。
逆に、赤ちゃんが泣いているのにママはあやそうともせずに知らん顔…という態度は周囲の反感を買います。周囲は、赤ちゃんが泣いているということ以上に、その時の母親の対応を見ているものです。
泣き止ませようという態度、周囲への申し訳ないという気持ちが表れていればこそ、周囲も「赤ちゃんは泣くものだから仕方ない」と思えるというものです。
疲れ果てたママの気持ちもよくわかりますが、少しでも周囲への気配りが見えると味方が増えますから自分のためでもあります。めげずに頑張ってくださいね。