優しい子供に育てたい!3歳児の気持ちを育むおすすめの絵本

3歳ごろになると、ストーリー性のある絵本を見るようになります。絵本の内容も把握し、どんな絵本だったか覚えられるようになる時期です。そんな時には、優しい気持ちをおすそ分けしてくれるようなストーリーに触れさせましょう。

この頃の子供はとても素直です。無意識のうちに、「こんなことをすると喜ばれるのかな?」と感じ取っています。周りの人に優しくし、自分も大切にしてほしいですよね。今回は、大人も一緒に優しい気持ちになれる絵本を紹介します。

どうぞのいす

「どうぞのいす」と書かれた木の椅子に、動物たちが次々とやってきます。動物たちは、置かれている食べ物をもらい、自分の持っている物を置いていくという内容です。

「あとの人に、おきのどく」というフレーズが登場します。普段子供との会話では使わないですが、絵本で読み聞かせると、不思議とその言葉の感覚が身につきます。

後から来る人の事まで考える、優しい動物たちの心遣いが可愛らしいです。他人の気持ちを考えられる内容で、オススメの一冊です。

  • どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)

ぐるんぱのようちえん

何をやっても上手くいかない、象のぐるんぱが、幼稚園で活躍するという絵本です。幼稚園や子供たちが出てくる点も、子供が夢中で聞くことができるポイントです。

冒頭は、仲間の元から去り、仕事も上手くいかないぐるんぱが涙するような内容が描かれています。子供にとったら、そんなぐるんぱを応援したくなるような絵本です。

それでも一生懸命働き、自分を活かせるようになるぐるんぱの健気な気持ちが伝わる一冊です。最後には、子供達と楽しく遊ぶ姿が描かれています。とても素敵な絵で、絵を見るだけでも楽しめます。

  • ぐるんぱのようちえん

そらまめくんのベッド

宝物のベッドを、誰にも貸してあげないそらまめくん。それでも困った時は、周りの友達に優しくされます。

そんなそらまめくんも、自分以外の事を、自分より優先して考えられるようになっていきます。自然と優しい気持ちになってくそらまめくんを見ることができます。

そらまめくんの成長や、手を貸す仲間の優しさを教えてくれる絵本です。

  • そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

よるくま

男の子が、母グマと離れ離れになった黒い「よるくま」と一緒に、お母さんを探すストーリーです。可愛いよるくまに、読んでいる方も癒されてしまいます。

お母さんと離れ離れになったと事を、子供は少し心配します。子供がどのような反応を見せてくれるか楽しみですね。癒される絵と、ストーリーが可愛らしく、寝る前の読み聞かせにピッタリです。

  • よるくま

てぶくろ

森の落し物の手袋の中に、動物たちが集まってくるという内容です。どんどん集まってくる動物が増え、ちょっとずつ狭くなる手袋です。しかし、動物たちは新しく入ってくる動物に、「どうぞ」と言って中へ入れてあげます。

少しワクワクドキドキ、ヒヤヒヤしながら、ストーリーが進みます。子供にとっても、様々な感情が生まれる絵本でしょう。動物が大好きな子供に読んであげると喜ばれます。

  • てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)

優しくされることは心の勉強になる

自分が誰かに優しくされると、同じようにしてあげる事が身につきます。子供には、意識せずとも自然と行動できたり、優しい言葉を言えるように育ってほしいですね。

子供はとても純粋です。絵本の内容やセリフもとてもよく覚えていて、大人が驚くような事があると思います。そんな風に、優しい気持ちになれる絵本を読んであげることは、心の勉強になります。誰かに親切にする事が当然のように身につくでしょう。

また、優しい絵本に触れると、落ち着いた気持ちになります。心を落ち着かせ、集中して物事に取り組む事も出来るようになります。豊かな感情を育むために、心に響く絵本を読んであげましょう。