子供にイライラするのはママの子供時代のトラウマのせい?トラウマを克服する方法

子供の行動や言動にイライラしてしまうママは多いですが、その理由は子供がいうことを聞かない、思い通りに進まないという理由だけではなく「ママの子供時代のトラウマ」が原因となってしまっている可能性もあります。

今回はママの子供時代のトラウマによってイライラしてしまうママの特徴とその対処法をご紹介します。

子供時代とてもいい子だった

優等生、聞き分けのいい子、手のかからない子。そのような子供時代を送っていたママは、自分を押し殺していい子でいることを親から強制させて育っていたのかもしれません。

反抗をしたら捨てられる、いい子じゃなかったら嫌われる、そんな恐怖心から常にいい子でいようと必死に生きていたのでしょう。子供らしい子供じゃなかったといわれていたのではないでしょうか?

そんな子供がママになった場合、子供時代にいい子でいる事が当たり前になっているので子供が聞き分けのない子供だったり、イタズラをするやんちゃな子供だった場合「なんでそんなことをするの!?私の子供時代はそんなことできなかったのに!」という気持ちになってしまうのです。

もちろん、そんなことは子供には関係ないとわかっていても、どうしても昔の自分ならできていた!自分はそんなことをしなかった!と思ってしまうのです。

そんないい子であり続ける子供時代を送っていたママがいうことを聞かない子供にイライラする場合の対処法は、子供は余計なことをするものだと理解することから始めましょう。

子供は悪いことをして怒られて成長していきます。もちろん、悪いことをすれば叱らないといけませんが、自分の子供時代と比べてしまってはいけません。子供は悪いことや余計なこと、間違ったことをして大きくなるというのを理解する努力をしましょう。

子供時代友達と仲良くしなければいけないと言われ続けた

子供時代に親から「友達とは仲良くしなさい」「友達に嫌われてはいけない」と言い聞かされて育ったママは他人から嫌われることを非常に恐れる傾向にあります。

そのため自分の子供も「友達に嫌われるような行動はしていないか?」「友達と仲良くやっているか?」「いじめられていないか?」ということが異常に気になってしまい、必要以上に子供の交友関係に首を突っ込み、ハラハラドキドキしたり、子供の態度にイライラして口をはさんでしまいます。

そんなママにお伝えしたいのは、この世に誰にも嫌われずに過ごせる人間はいないということです。人と深くかかわるにはそれ相応に嫌われたり衝突したりと繰り返して人間関係を築いていきます。

他人に嫌われるのを恐れて上辺だけの付き合いにさせないためにも、子供の交友関係は静かに見守り必要以上に首を突っ込まないようにしましょう。

自分の出来なかった理想を子供に押し付けている

自分の子供の時にかなえられなかった夢を子供に託す親は多いでしょうが、それを押し付けてしまうのはいけませんよね。

学歴、スポーツ、音楽、職業。自分の親から期待をされて子供時代に必死に努力をしても叶えられなかった夢、それを子供に押し付けてみたものの、子供自身がその夢に興味を示さなかったり、途中で嫌だと投げだす姿をみてイライラしてしまうのです。

そんな子供に自分の夢を託しているママは、子供の意思を尊重することを忘れないようにしましょう。子供にとってその夢は本当にやりたいことでも叶えたい夢でもないかもしれない。それを理解すれば、イライラも収まるはずですよ。

自分と子供は違う人間と理解するのが大切

子供を見ていると自分の幼少期と重ねてしまうのは非常によくわかりますが、自分と子供は別の人間で性格も個性も違うということを知る必要があります。

子供時代に自分ができていたことが、子供にはできない。そんなの当たり前です。だって子供はあなたと違うのですから。

その事実を理解し、自分のトラウマを子供に押し付けるのをやめればイライラすることもなくなります。まずは自分を見つめなおすようにしましょう。