巻き込むのはダメ!子供の前での夫婦喧嘩はNG!子供に与える影響について

ついつい子供の前で夫婦喧嘩をしてしまうような夫婦はいませんか?気をつけていても、かっとなって言い返してしまうことは、少なからずあるはずです。

しかし、子供の前での夫婦喧嘩は、子供に悪い影響をたくさん及ぼすことになります。子供の前で夫婦喧嘩をすることで起こるデメリットについて紹介していきます。

子供の前での夫婦喧嘩は精神的に苦痛

子供の前で夫婦喧嘩をするということは、子供にとって大きな心のダメージになります。

子供にとって、親は絶対的な存在です。そして、子供が生まれて初めて知る環境でもあります。子供にとって、両親の関係性はこれから成長していく過程において大変重要になってきます。

子供は言葉がわからなくても、親の気持ちを敏感にキャッチします。両親の心が乱れているとわかれば、子供の心も不安になってしまうということを理解しましょう。

また、夫婦喧嘩ばかりしている家庭に育った子供は、周りに気を遣いすぎる性格になってしまう傾向があります。

親の機嫌を損ねないようにと、小さい頃から学んでいるので自分の意見を言えなかったり、八方美人になったりする可能性があります。

さらに家庭に問題がある環境で育った子供は、アダルトチルドレンやPTSDなどといった精神疾患にもなりかねません。子供にとって大切な両親、どちらも責められている姿を見たくないのです。

将来子供も夫婦喧嘩をしやすくなる?

子供の前で夫婦喧嘩をすることで、子供が将来大きくなった時にも影響がでてくることがあります。

性格は大人しくていい子に育ったと思っていても、家庭を持つようになると夫婦喧嘩が絶えない家庭になってしまう可能性もあります。

それは、自分が過ごしてきた家庭環境の中で夫婦喧嘩をすることが普通だったからです。優しい性格に育っていたと思っていたのは、両親の前で気を遣っていただけであって、気の許せるパートナーができた瞬間に、自分の心を許して喧嘩に発展してしまうことがあります。

さらに自分の子供に子供ができたら、またその夫婦喧嘩の様子を見ながら育つことになります。そうなると、またその子供が大きくなって家庭を持つようになった時に同じことを繰り返すようになってしまうのです。

もしかしたら、自分も子供の時に親が喧嘩している姿をみて育っているかもしれません。この負の連鎖を止めるためには、夫婦喧嘩について真剣に考えなくてはいけないということなのです。

夫婦喧嘩が子供のためになるケースも

夫婦喧嘩をするということは、子供に悪影響を与える可能性がとても高いですが、稀に子供のためになることもあります。

夫婦喧嘩にも程度がありますが、軽い言い合いだと子供が人との付き合い方を学ぶ場面にもなります。

いつも怒鳴り合いや手が出るような喧嘩は明らかに子供のためにはなりませんが、お互いの意見を言い合うような喧嘩の中で、子供は得ることがたくさんあります。子供でもどちらが悪いかの判断はつくからです。

明らかにどちらかが悪いのに、意地を張って自分の意見を通している親の姿を見ると、そういう態度をとると怒られるんだな、相手は嫌な思いをするんだな、といったように理解します。

親の喧嘩を見て、人間関係や人の気持ちを学ぶケースも実はあるのです。

子供の前で夫婦喧嘩をしてしまったら…

子供の前で喧嘩することは、デメリットがたくさんあります。気をつけていても、無意識に喧嘩に発展してしまうこともあるはずです。そんな時は、子供に対するフォローが必要です。

子供に言い訳をするのはいけません。大人げないことをしているということを理解しましょう。子供はもしかしたら自分のせいで喧嘩になっているのかもと、不安に思っている場合もあるので、それは違うということだけはきちんと伝えるようにしましょう。

子供の前で夫婦喧嘩をするのはNG

子供の前での夫婦喧嘩で起こるデメリットについて紹介してきました。子供の前で夫婦喧嘩をするような環境で育つ子供は、将来性格に影響しやすいということを理解した方が良いでしょう。

なるべく2人きりの話し合いで解決するように心がけて生活しましょう。