小学校入学は我が子の大事な人生の節目です。スムーズに学校生活が送れるよう、親としてできる限りの準備はしておきたいですよね。そこで、この記事では小学校入学時に必要なものやその費用についてわかりやすくお伝えします。お子さんの小学校入学準備を始めるときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
小学校入学準備、いつから始める?
小学校入学準備を始めようと思っても、いつから準備を始めて良いのかわからないという親御さんは多いものです。あまり早く入学準備を始めると、買ったものが無駄になってしまったり、買いなおす必要が出てきたりするので、準備を始めるタイミングは慎重に見極めましょう。
小学校入学準備を始めるタイミングは、小学校に入学する前の年の11月ぐらいからがベストです。小学校入学前には就学説明会があるので、説明会に行ってから準備を始めると失敗がありません。(就学説明会の開催時期は地域によって異なります。)
小学校に入学する年の3月に入ってから準備を始めるのはNG。3月は卒園準備や謝恩会などで忙しくなるので、できるだけ3月に入る前に準備をあらかた終わらせておきましょう。
小学校入学でいるものは?
小学校入学の際に必要なものは、大きく3つに分けられます。
・学習用品(机などの大きなもの)
・学習用品(文房具などの小さなもの)
・学校生活で使うもの(教科書や体操着など)
です。
それぞれの選び方を詳しく見ていきましょう。
学習用品(大物)
学習机やイス、本棚などの大きな学習用品は、長く使える機能的なものを選びましょう。成長に合わせて机やイスの高さが調節できるものが理想です。
学習机は、低学年のうちは荷物置き場になることが珍しくありません。しかし、毎日決まった時間机に向かって勉強する習慣を付けるためにも、できるだけ持っておきたいもの。学習机を選ぶときは、実際に使う子どもと一緒に、子どもが使いやすい・気に入ったものを選ぶようにしましょう。
イスは、座面に深く腰掛けられる、回らないイスがベストです。オフィスチェアのように座面が回転するタイプのイスは、回して遊んでしまう可能性があります。
本棚は、こまめに買い替えるものではないので、頑丈なものを選びましょう。成長するにつれて、教科書だけでなくドリルや参考書なども入れることになるので、ある程度冊数が入るものがおすすめです。
学習用品(小物)
文房具などの小さな学習用品は、子どもが使いやすいものを選んでください。特に鉛筆削りは手回しよりも電動のものがおすすめです。手回しだと、面倒くさがって子どもが使わなくなってしまうことがあります。
粘土や粘土板、はさみ、のりなどは「お道具箱セット」として学校で指定品を買わされることがあります。その場合は、学校指定のものを購入しましょう。
筆記用具を購入する際は、デザインに注意してください。学校によっては、キャラクターものの筆記用具はNGにしていることがあります。鉛筆の硬さが指定されていることもあるので、学校からのお知らせにしたがって購入しましょう。
通学用品
ランドセルなどの通学用品も、忘れずに準備しておきたいものです。ランドセルは祖父母から入学祝いのプレゼントとして贈られることが増えていますが、色柄や機能にこだわりがないのであれば、値下げされる秋以降に購入するのも良いでしょう。
ランドセルを購入するときは、6年間使うものなので、子どもの意向をできるだけ尊重してください。その上で、子どもが気付きにくい金具の固さや開け閉めのしやすさ、収納ポケットの数や重さなどを親がチェックしてあげましょう。
手提げや体操着入れは、持ち手の長さと開け閉めのしやすさをチェックしてください。子どもが使うものなので、子どもと一緒に選びに行き、実際に持たせてみると失敗が少ないです。
防犯ブザーは、地域の自治会やPTAから贈呈される場合もあるので、先輩ママに聞いてみましょう。贈呈されないのであれば、子どもでもかんたんに鳴らせて、できるだけ大きな音が出る防犯ブザーを購入してください。
学校生活で使うもの
体操着や紅白帽子、上靴、ぞうきんなど学校生活で使うものも、早めに揃えておきましょう。体操服や上靴などは学校指定のものがある場合も多いです。指定品は取扱店も限られているので、ギリギリになって揃えようとすると売り切れてしまっていることがあります。
体操着は、洗い替えのためにも最低2組は揃えておきたいものです。
入学直後は不要ですが、後々水着やプールバッグなども必要になってきます。購入のタイミングは学校からお知らせがあると思いますので、そちらに従ってください。
入学式で使うもの
入学式が近くなったら、入学式に着ていくフォーマルな服や靴を購入しましょう。親御さんは、幼稚園の卒園式で着た服をそのまま着る方も多いです。
小学校入学、いるものをそろえたら費用はどれくらい?
小学校入学に必要なものを準備すると、公立か私立かによって若干の差はありますが、全部で平均10~40万円ほどかかるとされています。ランドセルや机など、大きなものの価格が占める割合が大きいので、あらかじめ予算を決めて、その範囲で購入することをおすすめします。
ただし、ランドセルや学習机は祖父母から入学祝いとして贈られることも増えてきています。その場合、両親が負担する金額は少なくて済みます。
ぬかりない小学校入学準備でスムーズな学校生活のスタートを
我が子の初めての学校生活は、スムーズにスタートを切らせてあげたいと思っている親御さんは多いはず。しっかり入学準備を行って、スムーズな学校生活をサポートしてあげましょう。
入学準備は何かと手間がかかるものです。入学式間近に慌てて準備すると、買い忘れや買い逃しをしやすくなります。就学説明会が終わったら、余裕をもって早めに就学準備を始めてくださいね。